前回の開票所はスケートリンクに…ポスター掲示板は6割以上削減「苦渋の決断」真冬の総選挙
36年ぶりの真冬の選挙に、自治体の準備が急ピッチで進められています。
一方、この短期決戦は北海道内ならではの課題もあり、担当者も「苦渋の決断」や「ギリギリの状況」だと対応に追われています。
フル回転で準備を進める札幌市西区の印刷会社です。
投開票日の日程が決まり、投票用紙およそ1300万枚の印刷が始まりました。
(道選管事務局 中澤潤さん)「かなり急なことでしたので、急ピッチでいろいろと調整をしている」
(高市早苗首相)「1月23日に衆議院を解散する決断を致しました」
1月19日、高市首相が表明した通常国会冒頭での衆議院解散。
36年ぶりの「真冬の総選挙」ということもあり、各自治体の選挙管理委員会も対応に追われています。
影響は意外な場所にまで及んでいました。
(長南記者)「札幌市中央区の公園です。前回の参院選ではちょうどこの辺りに選挙ポスターを貼る掲示板を設置していましたが、今回は設置しない方針です」
候補者の選挙ポスターを貼る掲示板が大幅に削減されるということです。
2025年夏の参院選は2212か所に掲示板を設置していましたが、今回はおよそ900か所。
設置場所の除雪が間に合わないなどとして6割以上削減します。
(有権者)「いまはSNSだと思います。あまり掲示板を見てという感じではない」
(有権者)「ポスターだけが投票に行こうと思わせるツールじゃないと思う」
(有権者)「(掲示板を)目にする機会が少ないと考える間もないまま終わっちゃうのかなと思う」
(札幌市選挙管理委員会 中克尋選挙課長)「ポスター掲示場を見て選挙があることを知ったという方もいるので苦渋の決断です」
真冬の短期決戦の影響は旭川でもー
(林記者)「前回の選挙では開票所となったこの体育館。現在はスケート場となっていて、使うことができません」
開票所として使っていた大雪アリーナですが、冬の期間はスケートリンクに。
そして、もう1つの候補だった市の総合体育館も、開票日にバレーボールの試合がすでに入っていて使うことができませんでした。
(旭川市選挙管理委員会 長谷川伸一事務局長)「2月8日または15日ということで、じつはそのどちらかで判断が変わる可能性があったので」
20日午後、今回の開票所が忠和公園体育館にようやく決まりましたが、大雪アリーナより作業スペースが狭いため、開票作業に時間がかかる可能性があるということです。
(旭川市選挙管理委員会 長谷川伸一事務局長)「本当にギリギリ、物理的にこれ以上縮められないという状況で進めている」
解散から投開票までわずか2週間あまり。
限られた準備期間の中で、いかに公平な選挙環境を整えられるのかが課題となります。