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「学力・学習状況調査」 札幌市は中学校で全国平均上回る結果に 英語4技能も高水準

札幌市教育委員会は2026年9月17日、令和8年度「全国学力・学習状況調査」の結果をまとめた報告書の改訂版を公表しました。

調査は、市内の小学6年生と中学3年生を対象に実施され、教科の学力状況に加え、学習環境や生活意識についても分析しています。

■国語・算数(数学) 中学校は全国平均をやや上回る

教科別の結果を見ると、小学校の国語と算数は全国平均とほぼ同程度でしたが、わずかに下回りました。一方、中学校では国語、数学ともに全国平均をやや上回る結果となりました。

【小学校国語】「読むこと」が全国平均をやや上回ったものの、「言葉の特徴や使い方」「情報の扱い方」「話すこと・聞くこと」「書くこと」は全国平均とほぼ同程度かやや下回った。

【小学校算数】「測定」が全国平均をやや上回った一方で、「数と計算」「図形」「変化と関係」「データの活用」は全国平均とほぼ同程度かやや下回った。

【中学校国語】「言葉の特徴や使い方」「情報の扱い方」「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各分野で全国平均をやや上回った。

【中学校数学】「図形」が全国平均より上回ったほか、「数と式」「関数」「データの活用」もやや上回った。

■中学校英語 4つの技能は全国平均を上回る成果に

中学校英語では、国際的な学力調査などでも用いられるIRT(項目反応理論)に基づく指標で評価され、「聞く」「読む」「書く」「話す」の英語4技能のIRTスコアは508で、全国平均の499を上回っています。

一方で、自分の考えや意見を理由とともに英語で表現したり、社会的なテーマについてまとまりのある文章を書いたりする力は、改善の必要があるということです

教育委員会では、実践的なコミュニケーション能力のさらなる向上に向けた指導の充実が必要としています。

■「学校は楽しい」と感じる児童生徒が多数

質問調査では、学校生活に対する前向きな回答が目立ちました。

「学校に行くのは楽しい」と回答した割合は、小学生が85%を超え、中学生も84%に達しています。

また、「自分にはよいところがあると思う」と答えた割合も高い水準を維持しており、多くの児童・生徒が自己肯定感を持ちながら学校生活を送っていることが分かりました。

さらに、「困りごとや不安があるときに先生や学校の大人に相談できる」と回答した児童・生徒の割合も増加しています。

■地域や社会への関心は前回を下回る

その一方で、「地域や社会をよりよくするために何かしてみたい」と回答した割合は、小学校、中学校ともに前回調査を下回りました。

札幌市教育委員会は、コミュニティ・スクールや自治的な活動の充実を通じて、子どもたちが地域社会との関わりを実感しながら学べる機会を増やしていく方針です。

■主体的な学びの充実へ

札幌市教育委員会は今回の調査結果を踏まえ、知識の習得だけでなく、自ら課題を見つけて考え、解決する力を育む教育をさらに推進していく考えです。

また、様々な場面で子どもが必要感を持って端末を活用することができるよう活動を工夫し、情報活用能力の育成を目指していきたいとしています。

09/26(土) 08:00

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