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被害者は「死ぬ一択しかなかった」受刑者の女が証言 殺人罪否認の内田梨瑚被告の裁判 旭川地裁

旭川市で女子高校生を橋から転落させ殺害した罪などに問われている内田梨瑚被告(23)の裁判では、2026年6月22日に判決が言い渡されます。

すでに懲役23年の判決が確定している小西優花受刑者は5月27日、証人として出廷しました。

小西受刑者は、ベージュの長そでシャツに紺色の長ズボンで、髪を一つにまとめた姿で宣誓。

内田被告との間にはパーティションが設置され、お互いの姿は見えない状態で証言しました。

「梨瑚さんが両手で押した」

以下、検察の質問に対する小西受刑者の証言

Q.去年の裁判のときにすべての罪を認めていましたか

A.はい

Q.争わなかったということですね

A.はい

Q.不服はなく責任を受け入れたということですか?

A.はい

Q.カバン持ちをすることはありましたか?

A.ありました。

Q.被告のスマホは何台ありますか?

A.2台です

Q.一台は何用?

A.プライベート用の普通の携帯だと聞いていました

Q.もう一台は?

A.飛ばしといって、ヤクザや暴力団の人と連絡を取る用だと聞いていました

Q.どんな写真が被告人からあなたに送られましたか?

A.梨瑚さんがラーメンを持ち上げ顔を隠しているものでした

(当時の状況について)

・女子高校生が欄干の外側に立ち、川の方を向いた。

・「優花手伝って」と言われ、梨瑚さんが女子高校生の腰と二の腕を押し、私も反対側を一緒に押した。

・内田被告「早く落ちろ、自分で死ねや」といい、小西受刑者も「落ちろや」と言った

・女子高校生が一回、大きく深呼吸して、体を前に傾けたところ、「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました。姿が一瞬で消えました」

・橋の下を見ると、ロープにつかまっている手元が見えたので、手を伸ばしたが届かず、体感で6秒ほどで手が消えた。女子高校生のキャーという声がして、バンという音がした。川に落ちたと思った。

・警察に当初話さなかったのは、梨瑚さんに「黙秘すれ」と言われていたし、自分も内田被告も一緒に女子高校生を押したので、話すと梨瑚さんも押したことがバレると思って話さなかった

・女子高校生の遺体や遺族の調書を見て、本当のことを話す気持ちになった

・内田被告の調書は全部でたらめでうそだったこともあり、本当のことを警察に話すようになった。

・内田被告に、LINEのトークを消すように言われた。また、一緒にいなかったようにするため、「梨瑚さん起きてますか?」とLINEを送り、帰宅した。LINEは内田被告の指示だった。

小西受刑者は「私たち捕まって黙秘している間、どんな思いで遺族が被害者を探してたかと思うと反省の気持があります」と泣きそうになるのを抑えながら話しました。

◆「殺意はあったと思う」

以下、弁護側の質問に対する小西受刑者の証言

Q.女子高校生を裸にして土下座させた動画を撮りましたね?

A.はい

Q.あなたが撮りましたか?

A.はい

Q.だれの携帯?

A.「梨瑚の携帯で撮って」と言われたので、梨瑚さんの携帯だと思っていました

Q.女子高校生の動画を撮っていたとき、内田被告は何をしていた?

A.車の運転席側で何かしていました。梨瑚さんが女子高校生にそこに座ってと言っていたので、そこで動画を撮影していました。

Q.全裸は誰の発案?

A.梨瑚さんです

Q.目的は?

A.何も聞いていませんでした

Q.橋の上にいったのは誰の指示?

A.梨瑚さんです

Q.橋の上で何か話した?

A.私は「死ねや、落ちろ」などと怒鳴っていた。梨瑚さんは「自分で落ちろ、はやく死ね」と言っていました

Q.本気だった?

A.本気だったと思います

Q.殺そうと思っていた?

A.殺意はあったと思いますし、あの場面で女子高校生は死ぬ一択しかなかったと私は思っている。「落ちろ」「死ねや」などトータルで100回以上は言っていたので、私たちの言葉に従う以外はなかったと思います

Q.内田被告の調書を見て、記憶と違うと思った?

A.記憶というよりは、あの日の事実として全く違うということ

Q.手は見えていた?

A.腕を伸ばして引き上げようとしていたので、梨瑚さんがどこにいたかは分かりません。キャーという叫び声が聞こえた。「バン」という音はものすごい音だったので覚えている。何かにぶつかるような衝撃的な音

Q.(自分の)母親に話していた?

A.はい。「つるむ相手を考えろ」「女の子は大丈夫なのか」と言われた

内田被告は殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われていて、起訴状などによりますと、内田被告は2024年4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生(17)を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし殺害したとされています。

内田被告は初公判で、起訴内容について「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」と、殺人罪などについて否認しました。

検察は6月8日の裁判で「被害者の人格、尊厳を踏みにじるもので身勝手極まりない犯行」だと指摘し「主犯であることは明らかで最も重い責任を負うべき」として懲役27年を求刑しました。

一方、弁護側は「偶発的に起きた計画性のない犯行」で「すべて内田被告の責任とは言えない」などと主張し、情状酌量を求めました。

裁判は6月8日に結審し、22日に判決が言い渡される予定です。

※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。

06/22(月) 05:04

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