ニュース

NEWS

検査着のまま受けられる 痛くない「乳がん検診」とは 女性のがんの2割…早期発見・治療へ 北海道

女性がかかるがんの中で最も多いのが「乳がん」です。

しかし、北海道内で検診を受ける人は4割未満にとどまっています。

早期発見が大切ですが、新たな検査が始まり、選択肢が広がっています。

伊達市の伊達赤十字病院です。

(放射線技師)「挟んだ状態で写真を撮る」

これは乳がん検診で使われるマンモグラフィの装置です。

乳房を板で挟み、X線写真を撮って異常がないか調べます。

(宇佐美記者)「結構、圧迫されますね。これで3キロですか?すごい圧迫感で、これは痛いですね」

検査では8キロほどの重さがかかるといいます。

(放射線技師)「上から挟む写真のほかに、機械の角度が変わり、横向きで1番乳房が広く見える角度で、こういう方向も撮るので、基本的には4回、痛みを感じることになる」

女性がかかるがんの中で最も多く、2割以上を占める「乳がん」。

しかし、道内で検診を受ける人の割合はわずか36%で、受診率の低さが課題です。

(マチの人)「痛そう。想像ですけど。潰されるしか聞いたことないので、敬遠しがち」

(マチの人)「マンモグラフィとかでギュってやるんですけど、それがすごく痛くて」

そこで病院が8月から導入したのは“痛くない”乳がん検診です。

磁場と電波を使って、乳房の内部を撮影するMRI装置を利用します。

検査着のまま受けられるため、恥ずかしさを感じることもありません。

被ばくのおそれがないほか、がんの発見率も高いといいます。

これは実際の患者の画像です。

左のマンモグラフィでは白く映る乳腺によってがんは見えませんが、右のMRI画像では乳腺の影響を受けずに、がんをはっきりと捉えています。

(体験した看護師)「痛さはほぼゼロに近いと思う。(服を)着たまま、どこも触られることなくできるので、その点はすごくいいと思う」

(伊達赤十字病院診療放射線技師 大畠貴彰さん)「この地域で導入することにより、室蘭や札幌、函館など広い地域から受診してもらえると思う」

検査料金は1万9800円で全額自己負担。

従来の検診よりは高いですが、選択肢の1つになればといいます。

(開発者ドゥイブス・サーチ 高原太郎放射線科医)「乳がんは長らく超音波とマンモグラフィだけだったが、もう1つMRIが出て、非常に有力な手段なので、あわせて診断することを知ってほしい」

乳がん検診の“痛い”というイメージを覆すMRIによる検診。

早期発見・早期治療につながることが期待されています。

08/06(木) 05:30

ニュース

北海道の最新ニュース STVニュース24