廃線うけバスに転換も運賃は1.8倍に…住民の負担増 留萌線最終列車には約660人が乗車 北海道
JR留萌線が3月31日で廃線となり、石狩沼田ー深川間が4月1日からバスに転換されました。
1日19本が運行し、通勤や通学での利用が始まっています。
沼田町の石狩沼田駅前の停留所では1日朝、通勤や通学のためにバスを利用する住民の姿が見られました。
(バスを利用する人)「仕事で深川まで行っているので、時間的にも朝は同じだからいいんですけど、帰りの時間がちょっと不便になるのかな」
(バスを利用する人)「もうちょっと安くなってほしいなとは思いますね」
沼田町の石狩沼田駅と深川駅を結ぶJR留萌線。
31日夜、およそ20分遅れで最終列車が石狩沼田駅を出発しました。
(最終列車を見送った人)「地元のおばあさんとか病院に通っていた話を聞くと地元の人に愛されていたんだなって」
多くの乗客が車窓から見える最後の景色を胸に焼き付けていました。
(アナウンス)「留萌本線の歴史はきょうで終わりになりますが、留萌本線最終列車の思い出は皆さまの心の中で永遠に生き続けることになります。ありがとう留萌線。ありがとう石狩沼田」
そして、およそ660人の客を乗せた最終列車が深川駅に…
日本一短い本線となっても地域の足として親しまれたJR留萌線は、116年の歴史に幕をおろしました。
(最終列車の乗客)「いい席に乗車できて感無量です」
留萌線の廃線で、石狩沼田と秩父別、深川の間は1日からバス転換されました。
新たな交通体系では、JR深川駅の先にある深川西高校や深川市立病院を結ぶバス路線が整備され、1日19本運行します。
さらに、秩父別町では商工会跡地に複合施設を新設しました。
1階のコミュニティスペースは誰でも出入りすることができ、バス待合所としても利用することができます。
(秩父別町 渡部泰文財政・管財係長)「町には高校がありませんので、どうしても深川市に通学で出ることになります。バスの運行につきましては沼田町、深川市、本町と各市町、力をあわせて運行できるように手配を進めております」
JR深川駅前では現在、バスターミナルやまちなか交流施設の建設が進められています。
交流施設は学習機会の拡充や市民生活の利便性向上、まちなかのにぎわい創出を目的に、2026年11月にオープンする予定です。
バス転換による課題も見えてきました。バスの乗車料金です。
石狩沼田ー深川間の運賃はJRは片道360円でしたが、バスは650円。住民の負担が増えることになりました。
道内で次々と消えゆく鉄路。地域での交通体系の整備が急務となっています。