充実した観光スポットが評価「長年の蓄積が函館の良さ」ブランド力高いマチ 小樽はグルメにも定評
大手不動産会社が全国を対象に、イメージや知名度など、ブランド力が高いマチのランキングを発表しました。
1位は石川の金沢市となりましたが、北海道内からはトップ3に2つの自治体が入りました。
その理由を探ります。
2026年の自治体ブランドランキング、2位に輝いた道内のマチはー
2025年、観光客数が過去最高のおよそ605万となった函館市です。
新鮮な海の幸を楽しめる朝市。
道内有数の温泉地・湯の川温泉や、歴史の面影を残す史跡や街並み。
日本三大夜景のひとつと言われる函館山の夜景。
調査した研究者は、食や充実した観光スポットが函館が評価を受けている要因だといいます。
(大東建託賃貸未来研究所 宗健さん)「観光地としての長年の蓄積が函館の良さ」
観光地としての魅力を底上げしていると言われているのがー
(福島から来た人)「食ってくれたよ、あいつ食ってくれたよ」
およそ30匹のサルが出迎えてくれる函館市熱帯植物園です。
施設はおよそ300種、3000本の南国の植物を展示する温室がメインですが、観光客のお目当てはー
(福島から来た人)「赤いおしりがかわいい」
(旭川から来た人)「サルにご飯あげるの楽しい」
サルたちです。
その人気の理由はー
(函館市熱帯植物園 鈴木一郎園長)「サルが風呂に入ることを国内や海外に対してYouTubeなどを使って宣伝したのが効果があった」
この戦略が見事にハマり、2024年度からの来場者は20万人を超えました。
(函館市熱帯植物園 鈴木一郎園長)「たくさんの観光客にいい形で、植物園としての役割を果たしている」
そして、ランキング3位はー
2年連続となる小樽市です。
マチの代名詞ともいえる運河や、街歩きを楽しめる堺町通などの観光スポットのほかー
「寿司のマチ」とも言われるように、地元の新鮮なネタが食べられ、グルメにも定評があります。
(大東建託賃貸未来研究所 宗健さん)「小樽も函館と似たところがあって、元々の小樽の歴史ある街並みを含めた観光地としての良さがイメージの良さの源泉にある」
その魅力が見直され、人気を集めているのが、にしん御殿の愛称でも親しまれる小樽貴賓館です。
その理由はー
(小樽貴賓館 佐藤美智夫オーナー)「ゴールデンカムイの影響で若い人たちが全国から来るようになって、みんな『来てよかった』という声が100%でうれしいです」
人気漫画の“聖地巡礼”で集客がアップ。
名物のにしんそばは漫画で主人公が食べていて、追体験ができると人気です。
専門家は、小樽や函館の根強い人気にはリピーターの存在が大きいといいます。
(大東建託賃貸未来研究所 宗健さん)「一本足打法のような観光地だと、そこだけ見ておしまいとなってまた行こうかとはならないが、多様な観光地がある観光資源の集積や、食べ物がおいしいという組み合わせがリピーターの大きな要素。すごく良いイメージが広い範囲に定着していると急に落ちることもないので、努力を続けていけば上位のランキングを維持できる」
何度訪れても楽しめる多彩な観光スポットとグルメの融合。
北海道が誇る観光地のブランド力は衰え知らずです。
