【解説】札幌にシカ出没のなぜ 年間100件…習性に秘密も 日没の時間帯が活発に
近年、北海道内のエゾシカの生息数は増加傾向にあります。
それに伴って、札幌でもこんなデータがあるんです。
札幌市内のエゾシカ出没による通報件数を見てみると、2019年には43件だったのが、翌年に152件まで跳ね上がり、その後も100件前後と多くなっています。
実は、ちょうど1年前にこんなこともありました。
2025年7月1日に、豊平区の国道36号、交通量がとても多い道路のすぐ近くで、野生のエゾシカが駐車場に居座るという事がありました。
このシカはその後、駐車場から公園に移動するなど、およそ10時間ほど札幌のマチに居続けました。
その際、専門家の方からマチに現れた理由としてこんな話がありました。
(酪農学園大学 伊吾田宏正教授)「分散といって、若いシカは生まれた場所から違う場所に行き、戻ってこない。新たな生息地を探しているのであれば、迷い込んで市街地に出没した可能性がある」
この分散という習性が、2026年のシカにも関係しているそうなんです。
1年前にもお話を伺ったシカの生態に詳しい酪農学園大学の伊吾田宏正教授によると、今回のシカは生後1~2年ほどの若いシカとみられます。
分散という習性は若いシカ全般に見られるもので、今回も新しい居場所を求めて山から移動してきてマチに迷い込んでしまったのではという見解でした。
また、シカは基本的に憶病な性格で、慣れない場所でパニックを起こすと人間や車に向かってきてぶつかることもあるので注意が必要です。
この後、日没の時間帯が活発に動きがちなので、付近を通る方は十分に注意をしてください。
07/08(水) 16:08
