規格外のメロンを酎ハイに!売り上げの一部は農家支援も フードロス削減へ…企業の取り組み進む
「捨てるはずだった食材」が新たな価値を生み出しています。
規格外で市場に出回らない果物や野菜を有効活用し、フードロスの削減を目指す取り組みが広がっています。
昼夜の寒暖差が生み出す、甘くて香り豊かな「富良野メロン」。
この時期、贈答用としても人気のメロンですが…
(合同会社中山農園 中山慎一代表社員)「これが規格外ですね。日差しに当たって日焼けの跡。これが規格外です」
強い日差しによって表面の一部が白く変色したり、雨などの影響で割れてしまうものも少なくありません。
(合同会社中山農園 中山慎一代表社員)「中身は製品と全く変わらないんですけど、見た目が良くないので贈答用にはならない」
多くは捨てられるしかなかった規格外のメロン。
それが今回、新たな商品へと生まれ変わりました!
8月4日から販売が始まった、キリン氷結もったいないシリーズの「富良野メロン」です。
(山岡記者)「口いっぱいにメロンの香りが広がりますね。程よい甘さでとっても飲みやすいです」
富良野メロンの果汁を使ったこちらの酎ハイのテーマは「モッタイナイ!を、おいしい!に」。
フードロス削減を目指していて、規格外のメロンおよそ5000個分が酎ハイに利用されました。
売り上げの一部は農家の支援にも活用されます。
(合同会社中山農園 中山慎一代表社員)「商品にはならずいままで廃棄していたものを、お客さまのところに届けていただけるのはすごくありがたいことだと思います」
(キリンビール流通営業本部広域流通第2支社 中嶋博史支社長)「果実農家が気候変動や後継者不足の課題解決に少しでも貢献したいという思いもございまして、規格外品の果実を使って酎ハイにした」
こちらは函館の食品加工会社です。
冷蔵庫の中を覗いてみると…
いびつな形をしたニンジンや、サイズや形が基準を満たさないたくさんのジャガイモがあります。
廃棄されていた野菜を農家から直接仕入れ、総菜やスイーツに加工しています。
(カドウフーズ 嘉堂聖也代表取締役)「何か付加価値をつけて販売することで、少しでも地元にお金が回るようなことができればいいなと」
道内の加工食品コンクールで最高賞などを受賞したカボチャのプリンや…
サツマイモのペーストを薄い餅で包んだ「はこだて雪んこ」。
今では看板商品です。
(奥山記者)「サツマイモの甘さがしっかりと感じられてとても美味しい」
(カドウフーズ 嘉堂聖也代表取締役)「規格外の野菜でも、通常食べているものよりもおいしいと認識していただければ、規格外の野菜も減ってくるのではないかなと」
捨てられるはずだった食材が新たな商品へと生まれ変わる。
フードロスを減らす取り組みがさらに広がりを見せています。
