都市間バスは終日運休 空の便も欠航相次ぐ 根室線は地面が崩れ…復旧の見通し立たず 北海道
大荒れとなった北海道内では、暴風雪の影響でバスや空の便など交通機関に乱れが発生しています。
大荒れとなった北見市。
(林記者)「JR北見駅前に来ています。このバス乗り場、運休を知らせる掲示があります」
北見バスは、除雪が追い付いていないことから、市内の全路線が終日運休となっています。
また、帯広市内では、路線バスの多くが午前中、大雪の影響で運休していましたが、午後になってから一部路線を除き、順次運行を再開しています。
一方で、札幌市と帯広市を結ぶ都市間バスは終日運休となっています。
(千葉へ帰る予定の人)「新千歳から成田まで帰る予定。電車も止まっているしバスも運休なので、どうやって帰ろうか悩んでいる」
空の便も欠航が相次いでいます。
暴風雪の影響で14日からおよそ300人が一夜を明かした新千歳空港。
多くの人が空港職員から寝袋などを受け取り、一夜を明かしました。
(音別町の乗客)「帯広に行けなくて、日勝峠から通行止めで戻ってきた。大変でした」
15日になってもカウンターには行列ができていました。
北海道エアポートによりますと、午後4時半現在、東京や女満別を結ぶ便など合わせて53便で欠航が決まっています。
JRにも影響が出ています。
石北線の上川ー網走間が終日運転見合わせとなるなど、午後5時30分現在、特急21本を含むあわせて128本が運休となっています。
また、根室線の音別ー白糠間で線路横の地面が崩れているのが発見されたため、札幌ー釧路間を結ぶ「特急おおぞら」をはじめ、この区間を走る列車が16日も全区間運休となることが決まりました。
JR北海道によりますと、原因は調査中で、復旧の見通しは立っていません。
今後も交通機関の乱れに注意が必要です。
12/15(月) 20:31