焼却炉は園職員のみ使用可能 “1人”や“夜間”も 旭山動物園に妻の遺体遺棄か…男性の聴取続く
(旭川市 今津寛介市長)「旭山動物園の職員が警察の事情聴取を受けるという重大な事態が発生しています。多大なるご心配とご迷惑をおかけしていることに対し、深くお詫び申し上げます」
報道陣に向かって陳謝した旭川市の今津市長。
事態が明るみになってから初めて臨時記者会見を開きました。
旭山動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄したとして、男性職員への任意の聴取が続いています。
男性はこれまで「焼却炉に妻の遺体を遺棄した」「数時間かけて燃やした」という趣旨の話をしていて、殺害についてもほのめかしていることがわかっています。
警察は4月28日も男性の自宅の捜索に入り、3日続けて証拠品などを調べていました。
こうした事態を受け、旭川市は29日に予定されていた動物園の夏の開園を、5月1日に延期することを決めました。
28日の会見で市長は、「風評被害などの影響は大きく、職員が関与した場合、憤りを禁じ得ない」と述べました。
(旭川市 今津寛介市長)「地域経済・観光をけん引する北海道の中心施設です。仮に報道されているのが事実ならば、職員が関与した場合、どのような影響を及ぼすのかは容易に考えられることであり、憤りを禁じ得ない。旭川市・動物園のイメージダウンといった風評被害は大きいものだと思っているので、信頼を取り戻すべく、取り組みを進めていきたい」
また、開園日の延期は「心苦しい決断」とし、職員への心理的な影響があったと説明しました。
(旭川市 今津寛介市長)「事案の重大性や特殊性から動揺し、平常心で通常業務に臨むことが難しい職員がいたり、精神面でのケアを行っていて、あすには全職員の聞き取りを終え、引き続きサポートしていく」
さらに、動物園の焼却炉について新たな情報もー
(旭川市経済部 浅利豪部長)「動物が例えば亡くなったとき、解剖して死因を特定していく。死骸が残るので、そういった死骸を焼却する」
旭川市によりますと、焼却炉の操作は1人でも可能で、解剖済みの動物を焼くため、深夜に使用する場合もあるといいます。
一方で、使用できる人は限られているといいます。
(旭川市経済部 浅利豪部長)「使用できる人は動物園の職員のみ。その他の市の職員であろうが民間業者であろうが使用できない」
関係者によりますと、男性職員は焼却炉に日常的に入れる立場だったとみられています。
警察は、男性が立場を利用して焼却炉を使用した可能性を含め慎重な捜査を続けています。