平均年収521万円に増える試算 路線バスの運賃30円値上げ 運転手のなり手不足が課題 札幌
値上げが30円です。
札幌市内では2027年4月から路線バスの運賃が改定されることが決まりました。
(マチの人)「いやぁ…値上がりね。年金生活者には厳しいよ。30円でもね」
札幌市民の女性が驚きを隠せなかったのは、バス運賃の値上げについてです。
札幌市内では2027年4月1日から、バスの1区運賃が240円から270円に、2区運賃は270円から300円と、それぞれ30円値上げされます。
(札幌市まちづくり政策局 岡顕一都市交通課長)「協議運賃部会の決定に基づいて、今後バス事業者において北海道運輸局の方に(運賃改定の)届け出をする」
札幌では2024年、27年ぶりに30円値上げしたバス運賃。
そこから2年4か月ほどでさらに値上げするのには深刻な理由があります。
(長野記者)「今回のバス料金の値上げは、運転手不足を背景とした処遇改善が狙いです」
札幌市によりますと、9456便あったバスの本数も、昨年度までの7年間で2800便近く減っています。
減便の大きな理由は、運転手のなり手不足です。
2020年度に1800人いた運転手は、5年でおよそ300人減っています。
現在バス事業者3社の運転手の平均年収は483万円。
今回の値上げによって521万円まで増やすことができると試算されています。
(札幌市まちづくり政策局 岡顕一都市交通課長)「札幌市としましても、市民の皆さまにご迷惑をおかけするとは考えているが、結果として運転手が確保されて、バスの廃止や減便が食い止められるのではないかと30円の値上げに至った」
今回の値上げを受け、マチの声はー
(マチの人)「30円上がっても構わない。あまりにも安すぎると思います」
(マチの人)「しょうがないなって思います。仕事に応じての対価はすごく少ないと思う。もう少し上がってくれれば」
(マチの人)「バスがなくなるのも困ると思う、高齢者も多いし。私も含めてね。値上げは仕方ないと言えば仕方ない。値上がりしても乗ることには乗る。結局はね」
協議運賃部会では、運賃の改定後、おおむね2年をめどに効果を検証し、さらなる値上げが必要かどうか検討したいとしています。
