更別村でハンター襲われ重傷 AIも…最新のクマ対策技術 レジャーの安全も力強く支える 北海道
北海道更別村で先週、ハンターがクマに襲われ重傷を負う事故がありました。
こうした中、クマとの遭遇を未然に防ぐ最新の「AIカメラ」など対策が進んでいます。
カメラにゆっくりと近づく1頭の巨大なクマ。
7月13日、羅臼町で撮影された映像です。
撮影されたクマは体長およそ2メートル、体重300キロほど。
男性の自宅から100メートルほどの場所でした。
人里のすぐ近くでクマの出没が相次ぐ中、先週、十勝の更別村ではー
(更別村 西山猛村長)「(これまで)人的被害ということはなかったので、それは重く受け止めて、今後そういうことがないように防止策をしっかり練らないとだめだと」
更別村によりますと、17日夕方、有害鳥獣の捕獲活動をしていた40代の男性ハンターが、林の中を歩く子グマ2頭を発見し発砲。
1頭に命中し、もう1頭はその場から逃げました。
手応えがあったため、確認のため近づいたところ、手負いのクマに不意を突かれ、両腕を噛まれたということです。
男性は重傷を負いながらも、素手でクマの左目を攻撃。
その後、クマに向かってもう一度発砲し、その場でクマを駆除したということです。
現場付近では左目を負傷した子グマの死がいが見つかり、男性を襲ったクマだと特定されました。
クマの脅威が身近に迫る中、自然と隣り合わせのゴルフ場でも安全対策が急務となっています。
2025年7月、千歳市蘭越のゴルフ場では池の中を悠々と泳ぐ1頭のクマの姿が。
クマはコースを疾走し、プレー客らが建物内に避難する騒ぎとなりました。
こうした危険を未然に防ぐため、道内のゴルフ場で初めて導入されたのがー
(札幌カントリー倶楽部 高田卓哉さん)「今回こちらの木にトレイルカメラを設置しました。AIで検知するものです」
札幌市南区のゴルフ場に導入されたのは、「Bアラート」と呼ばれる害獣の自動検出システムです。
(山本記者)「カメラの前を歩くと、スマホに人が検出されましたと通知が届きます」
動物や人の体温を感知して自動で撮影を開始し、およそ25メートルの範囲を監視できます。
管理画面のチェック項目で、検知したい対象を絞り込むことも可能です。
(札幌カントリー倶楽部 高田卓哉さん)「今までもカメラの設置はしていたんですけれども、基本的に動画を見て人の目で確認して判別していたんです。今回のものに関しては、自動でAIがどの動物が出たかを判別してくれるので、人の手をかけずになおかつ迅速にアラートを出してくれるようなカメラとなっています」
AIが動物を検知すると、数秒でスタッフのスマホなどへ写真つきで通知される仕組みです。
職員全員が危険を即座に共有できるため、迅速な初動対応につながります。
(真駒内カントリークラブ 福井博之支配人)「まずは今回先行運用してデータを取り、行政への情報共有も行って地域の安全にも貢献する方針です」
自然との共生が避けられない中、北海道のレジャーの安全を力強く支える最新のAI技術が不可欠になっています。
