除雪終了の見通し立たないまま「情報発出」大雪によるJRの輸送障害 “4年前の教訓”機能せず
(JR北海道鉄道事業本部 川戸俊美副本部長)「1月25日、北海道エアポートには大変ご迷惑をおかけしました」
あの日、なぜ空港が「陸の孤島」と化したのかー
JR北海道は3月10日に会見を開き、中間報告となる検証結果を公表しました。
(井上カメラマン)「ホワイトアウトですね。先が見えないです」
2026年1月、札幌圏を襲った記録的な大雪。
交通機関はマヒし、新千歳空港には過去最多の7000人が一夜を明かしました。
その際、浮き彫りとなったのがJRと関係機関の連携不足です。
今回JR北海道が公表した検証結果は、4年前の札幌圏の大雪による改善策が機能していたかどうかです。
(JR北海道鉄道事業本部 山北一郎安全推進部長)「2022年の雪害を受けて、ホットラインを立ち上げたわけですけど、具体的にどういう体制でどういう情報を提供すべきか、そこまでつめていなかった」
空港を運営する北海道エアポートは当時、JRからホットラインなどで「列車が動くかもしれない」と連絡が入っていました。
そのため飛行機は各空港から予定通りに着陸。
移動手段のない利用客だけが続々と空港内に溜まっていきました。
北海道エアポートはJRの情報提供が不十分で、航空便の発着制限などができなかったとしています。
(JR北海道鉄道事業本部 川戸俊美副本部長)「今後列車の運行がどうなっていくのか見通しを提供できず、結果として航空機の運航判断に資する情報を共有できなかった」
そして、運転再開の情報が二転三転したことについてはー
(JR北海道鉄道事業本部 川戸俊美副本部長)「対策本部の体制がとれていなく、情報を活用・把握できる体制になかった。除雪作業終了の見通しが立たないまま、降雪の状況や除雪の進捗の把握が結果的にできていなかったのが大きなポイント」
JR北海道は「除雪作業終了の明確な見通しが立たないまま、情報を発出した」ということです。
今回公表した検証結果はすでに北海道運輸局に報告していて、さらなる改善をはかるとしています。