市立病院閉院へ…利用者から悲鳴「困る」「震えている」来年度は27億円赤字の見込み 北海道・室蘭市
内科や外科などのほか、救急センターも併せ持つ市立室蘭総合病院。
長年地域医療の中核を担ってきたこの病院を巡って、2月25日に新たな動きがありました。
(山本記者)「このあとこちらで行われる協議会で、青山市長が市立病院をめぐる方針について説明します」
(青山剛市長)「深刻な市立病院の経営状況を踏まえ、令和9年度中をめどに製鉄病院への機能統合を目指す。統合後、室蘭市病院事業は会計閉鎖をする」
青山市長は2027年度をめどに市立病院を閉院する方針を表明しました。
市はこれまで、市立病院に対し一般会計から多額の繰り出しをしていますが、今年度はおよそ23億円、来年度はおよそ27億円の資金不足が見込まれています。
(青山剛市長)「今後も安心して地域で医療を受けることができること。これに皆さん方の思いを将来にわたって責任をもってつなげていきたい」
昨年度は14万人が利用した500床以上の大規模病院の閉院に、市民はー
(利用者)「全然知らなかった。びっくりして震えている。困りますね」
(利用者)「住みづらいね。残念でしょうがない」
(利用者)「私ずっとここですから。ずっとです。困るよ。新日鉄まで行くのはちょっとね。バスが便悪いから」
(山本記者)「閉院となる市立病院の一部の機能は、およそ6キロ離れたこちらの病院に統合となる見込みです」
その病院が製鉄記念室蘭病院です。
病床数はおよそ350床あります。
市によりますと、市立病院から直線距離でおよそ6キロ離れていて、高度急性期医療などの機能の一部を統合する方針だということです。
また、市立病院で働く500人以上の職員は公務員。
しかし、閉院となればその身分を失うことになり、病院側は転職活動などをサポートするとしています。
異例ともいえる市立病院の閉院。
地域の医療体制への影響が懸念されています。