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北海道エアシステム 年末年始80便欠航を発表 緊急着陸した旅客機の安全確認に時間がかかるため

北海道エアシステムは2025年12月25日、エンジンのトラブルで函館空港に緊急着陸した機体の安全確認に時間がかかるとして、12月27日から2026年1月9日の計80便を欠航すると発表しました。

このトラブルは、12月11日丘珠空港から秋田空港に向かっていた北海道エアシステムの旅客機が離陸後に右側のプロペラエンジンが停止し、午後1時半ごろに函館空港に緊急着陸したものです。

この機体は左エンジンの推力も一時的に低下していて、国の運輸安全委員会は大きな事故につながる可能性のある「重大インシデント」に認定しました。

14日から運輸安全員会が機体を調査していて、北海道エアシステムでもエンジンの製造メーカーなどにも依頼して調査を進めていますが、機体の安全確認に時間がかかることから、12月27日から2026年1月9日までの間で札幌と函館・釧路などを結ぶ計80便の欠航を決めました。乗客計2330人に影響が出る見通しです。

北海道エアシステムは「多大なるご心配・ご迷惑をおかけして申し訳ありません。引き続き安全確保を最優先に再発防止に向けた取り組みを進めてまいります」としています。

北海道エアシステムは現在トラブルの原因を調査中としながらも、当日は雪が降っていたことから、運航している残りの3機に対して、プロペラの下にある空気の吸い込み口に雪除けのカバーを取り付けるなどの対策を実施しているということです。

12/25(木) 21:58

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