「共犯者の疑いかかっている」 “警視庁のオダイラ”名乗る電話で8200万円の詐欺被害 北海道小樽市
北海道・小樽警察署は2026年8月6日、小樽市内に住む80代女性が約8200万円をだまし取られる特殊詐欺が発生したと発表しました。
警察によりますと、2026年6月中旬に小樽市内に住む80代女性の固定番号に着信があり、電話に出るとNTTを名乗る音声ガイダンスにつながり「電話料金26万円の未納があります。内容を確認したい方は1番を押してください」と案内がありました。
女性が1番を押すと「警視庁捜査2課のオダイラ」を名乗る人物に繋がったということです。
オダイラを名乗る人物は「キノシタという男を逮捕しているが、犯人はあなた名義の三菱UFJ銀行の口座に123万円を送金したと言っている。あなたに共犯者の疑いがかかっている」と言い、話を信じた女性は自身の電話番号や固有資産の状況を教えてしまいました。
すると今度は「検察官のミズクラ」を名乗る男から女性の携帯電話に「あなたの真実を証明するなら捜査に協力しなさい。あなたの資産を全て捜査するから資産を国に預けなさい」「捜査協力のことを誰かに話せば守秘義務違反となって逮捕する」と連絡があったということです。
その後、女性はミズクラを名乗る男とLINEでメッセージのやりとりをし、スマホの画面共有を指示され、設定を行いました。
ミズクラを名乗る男は女性に遠隔で指示を出し、指定された口座にネット送金をする手続きをして、6月24日から7月17日の間、合計21回にわたって、約8200万円を振り込み、だまし取られました。
7月17日に小樽警察署に情報提供があり、警察が女性に「詐欺にあっていないか?」と確認したところ「お金は振り込みました」と答えたことから、女性は詐欺に気づいたということです。
21回の送金のうち、1回の送金での最高金額は約500万円にものぼるといいます。
小樽市では警察官を名乗る男からの現金を要求されるケースが複数件、確認されていて、警察は「警察官などを装って金銭を要求されるのは特殊詐欺なので、決してお金を振り込まず、相談専用電話#9110に相談してほしい」としています。
