党員の心境は複雑…カギ握る“公明票”の行方「無理強いできない」野党から与党に葛藤も 衆院選
1月27日に衆院選が公示となります。
今回の選挙で注目されるのが、いわゆる「公明票」の行方です。
長年公明党を支援してきた男性が取材に応じ、複雑な心境を明かしました。
(公明党員)「私は創価学会員でございまして、公明党の地方議員の遊説をやったこともあります。私たちは連立になってからは、自民党の候補者を推すということをしていました」
STVの取材に応じたのは、公明党を支持してきた男性です。
27日に公示を迎える衆院選。
男性を悩ませるのがー
(公明党 斉藤代表)「新党の名前は中道改革連合」
立憲民主党と公明党が結成した新党の存在です。
公明党は2025年10月、自民党との連立政権から離脱し、26年にわたる協力の歴史に終止符を打ちました。
与党から野党に転じ、その票の行方が注目されています。
公明党北海道本部の幹事長は、勝利に向けて「一枚岩」になる必要があると話します。
(公明党北海道本部 阿知良寛美幹事長)「全力で中道改革連合の候補者をしっかり支援をしていこうということであります。そこに躊躇だとかこだわりとかはありません。とにかく勝つしかないということで今動いているところです」
関係者によると、道内の公明票は選挙区ごとに1万から2万票程度と見込まれています。
前回の衆院選で公明党は比例でおよそ25万票を獲得。
小選挙区では立憲民主党が9議席、自民党が3議席でしたが、このうち道6区と12区では、単純計算で公明票が流れた場合、勝敗が逆転する可能性があります。
しかし、20年以上公明党を支援してきた男性は、投票先に複雑な思いを抱いていました。
(公明党員)「今まで敵対していた旧立憲民主の方に投票しなきゃいけないのもね…と言ってはいますけど。いままで26年の連立のところでは自民党の方とのつながりもあるものですから、そこがちょっと悩ましい所ではあるなというところ。中道というものをつくったから自民党を応援しないというわけには人間関係でできないので」
(記者)「党本部の支持と投票がずれる票はありそうか?」
(公明党北海道本部 阿知良寛美幹事長)「これはもう全く予想はできません。党員であったとしても賛同できない方もいらっしゃるかもしれない。そこを無理強いなんてことは当然できないし、するわけにはいかないですよね、当然個々の判断ということで、中道改革というのはこういう政治を進めていきますよということを提示して判断をしていただくことになると思います」
党の方針か個人の思いか。
「鉄の結束」ともいわれる組織票の行方が注目されます。
前回2024年の衆院選挙では、北海道内の小選挙区で立憲民主党が9議席、自民党が3議席を獲得しました。
関係者によりますと、公明票は小選挙区ごとに1万から2万票程度あるとされていて、単純計算した場合、前回、自民党が勝利した6区と12区で結果が逆転する可能性が生じます。
ただ、自民党と連立を組む日本維新の会は、自民党の一部の候補者に推薦を出すことを決定するなど、与党側でまとまる動きも出ていて、票の流れが読みにくくなっています。