杖を突きながら堂々と横断 危険な“乱横断”の実態「足が痛いから…」死亡事故も発生 北海道
札幌市手稲区の国道で4月23日夜、横断歩道のない道路を渡っていた高齢の男性が、車にはねられて死亡する事故がありました。
道内で相次ぐ「乱横断」の実態を取材しました。
札幌市手稲区手稲山口の国道337号で23日午後7時15分ごろ、道路を横断していた70代とみられる男性が軽乗用車にはねられ、その後、死亡が確認されました。
警察は運転手の24歳の男を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
現場は信号機や横断歩道がない直線道路でした。
道内ではこのようないわゆる「乱横断」の事故が後を絶ちません。
「4月15日午後4時ごろ」
札幌市北区の新琴似2条通りを走る車。
クラクションを気にすることなく女性がそのまま横断。
あわや大事故に繋がりかねない、危険な状況でした。
(運転していた人)「高齢者が横切ってきた感じですね。クラクションを鳴らしました。もう来てるよっていう意味も込めて鳴らしはしたんですけど、全然気づいていないような感じでした。信号を渡って欲しい」
道内では4月に入り「乱横断」による事故が相次いでいます。
札幌市西区では83歳の女性が軽乗用車にはねられ死亡したほか、札幌市北区では高齢の男性が乗用車にはねられ、その後、死亡しました。
いずれの事故も横断歩道のない場所で起きたとみられています。
こちらは札幌市豊平区の国道です。
買い物帰りの女性。
次の瞬間!
(山岡記者)「女性が杖を突きながら横断歩道のない場所を渡っています。車も来ていて危険です」
同じ場所ではその後も危険な乱横断が何度も見られました。
(高齢女性)「ちょっとお買い物。足が痛いからなるべく近いところで渡れるときは渡りたい。本当はいけないんだけどね」
さらに、こちらの女性はー
(高齢女性)「そこで買い物した帰り。ちょうどここがバス停だから」
道警によると、2025年、歩行者が死亡する事故のうち、およそ7割が65歳以上の高齢者でした。
また、過去5年の高齢歩行者が死亡した事故のうち、半数近くが横断歩道以外を渡っている間の事故でした。
高齢者が死傷する事故のうち、半数ほどが買い物目的で歩いていた時に起きています。
スーパーなどが開店する午前10時から11時、そして夕食の買い物時間帯の午後4時から5時に多く発生していることが分かっています。
後を絶たない乱横断による交通事故。
命を守るためにも、横断歩道を正しく利用することが重要です。