放置自転車の撤去始まる 短時間でも「即時撤去」放置自転車は減少傾向も…新たな課題浮上 札幌
札幌市中心部では、4月14日から放置自転車の撤去作業が始まりました。
長年の対策の成果で放置自転車は減少傾向となっていますが、新たな課題も見えてきました。
次々と自転車に貼られる黄色の下げ札には「警告」と書かれています。
(藤得記者)「トラックの上に自転車が積まれていきます」
札幌市中心部で14日から始まったのが、放置禁止区域にとめられた自転車の撤去です。
オートバイも撤去されました。
短時間でも放置された自転車などは「即時撤去」の対象で、午前中の作業では大通周辺で10台あまりが撤去されました。
(札幌市自転車対策担当課 坂本新太郎さん)「放置禁止区域に自転車をとめると撤去されるということが周知されてきたのか、徐々に減ってきている印象があります」
札幌市は2005年に放置禁止区域を指定し、その後、徐々にエリアを拡大。
今では中心部のほとんどがその対象となっています。
その傍らで進めてきたのが自転車の駐輪場の整備で、およそ8000台分の駐輪スペースが確保されています。
対策の甲斐もあって、2015年度におよそ9000台だった放置自転車の台数は昨年度300台ほどまで減少しました。
一方で…
(藤得記者)「札幌市の駐輪場です。自転車がずらりと並んでいますが、その横には違法に停められた自転車もあります。注意と書かれた札も貼られています」
駐輪場からはみ出した多くの自転車が、タクシー乗り場にとめられていました。
さらに、放置禁止区域からわずかに離れた歩道には多くの自転車が駐輪され、道幅が狭くなっていました。
市は、車いすの人やベビーカーを引く人の通行の妨げにもなるため、禁止区域外でも路上駐輪しないよう呼び掛けています。
長時間放置されていると禁止区域外でも撤去の対象となるといいます。
(札幌市自転車対策担当課 坂本新太郎さん)「放置禁止区域の外側ではいまだに歩道上に自転車があふれている。駐輪場の整備と併せて放置禁止区域の拡大についても検討していきたい」
撤去された自転車は市内複数箇所の保管場所に2か月ほど保管され、3000円の支払いで本人が引き取ることができます。
自転車の利用者からは駐輪場を増やしてほしいという声が聞かれました。
(自転車の利用者)「こういうところ(駐輪場)も少ないので、(目的の)場所から離れたところが多い」
(自転車の利用者)「放置自転車があったりしたらそれだけ一気に街の雰囲気も変わってくると思うから無い方がいいと思うけど、とめたりすると考えたら不便だなと」
雪解けが進み、自転車が街に戻るこの季節。
利用する人のマナーとより使いやすい環境づくりがこれからも求められます。