造船作業でアスベストを吸引 男性遺族が損害賠償求め訴え 国などの責任明確にできるか 函館地裁
造船作業に従事し、アスベストが原因の病気で死亡した男性の遺族が、国や建材メーカーを相手取り、慰謝料など3850万円の損害賠償を求める訴えを函館地裁に起こしました。
訴えを起こしたのは、函館市内の造船会社で働き、アスベストが原因の中皮腫で5年前に死亡した男性の遺族です。
訴状などによりますと、男性は船の内装工事に40年以上従事し、アスベストを含む建材を切断するなどの作業でアスベストを吸い込み、92歳の時に悪性中皮腫と診断され、94歳で亡くなりました。
国は、造船に関する作業でのアスベスト被害について責任を認めていませんが、横浜地裁では2025年、造船所で働きアスベスト被害で死亡した遺族が損害賠償を求めた裁判で、国の責任を認める判決を言い渡しています。
原告の弁護団は、造船作業でのアスベスト被害について、建設工事と同様に国などの責任を明確にしていきたいとしています。
05/11(月) 17:14