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行き過ぎた熱意で犯罪行為か「チェーンソーで切った」ノロッコ号撮影しようとした“撮り鉄” 男逮捕

(武田記者)「渡部容疑者がこれから身柄を検察へと送られます」

うつむきがちに唇をかみしめながら歩く男、実はー

(武田記者)「こちら多くの木が倒れていまして、あちらにはスパッと切断されたような木の幹が残されています。そして10メートル近くもあるような木も倒れていて、もし通信ケーブルを切断していれば大きな影響が出ていました」

JRが管理する「鉄道用地」。

列車の運行に支障が出るため、部外者の立ち入りが禁止されているこの場所で、犯行に及びました。

10月14日に送検された神奈川県の渡部広大容疑者は9月30日、釧路町のJR釧網線の鉄道用地で木を切り倒し、通信ケーブルに接触させ、JRの往来に危険を生じさせた疑いが持たれています。

そのあきれた動機とはー

先週末、ラストランを迎えたくしろ湿原ノロッコ号。

全国から多くの鉄道ファンが駆け付け、その雄姿にシャッターを切っていました。

渡部容疑者も、引退するノロッコ号を撮影しようと訪れた「撮り鉄」だったとみられています。

(渡部容疑者)「天気が良くて『夕陽ノロッコ号』を撮影するラストチャンスだった。どうせならいい写真を撮りたい。少しでも条件を良くしたくてチェーンソーで木を切った」

線路上の細いケーブルは、踏切の電気信号などを管理する安全運行に欠かせないもの。

一歩間違えれば釧網線全体の運行が止まっていた可能性があります。

鉄道を活用した町づくりについて詳しい専門家は、行き過ぎた熱意が犯罪行為につながったのではないかと指摘します。

(北海道科学大学 横山貴志助教)「少しでも自分だけしか撮れない風景を撮りたいということで、本当はしてはいけないようなこともしてしまうというのが、今回のような形になってしまう」

実は道内では過去にも危険行為がー

2025年2月、道北の美深町で線路に大量の雪が投げ込まれ、JR宗谷線を除雪していたラッセル車が緊急停止しました。

JR北海道は、ラッセル車が雪を舞い上げる写真を撮ろうとした何者かが雪を投げ込んだ可能性があるとみて、警察に相談していました。

こうした一部のマナー違反者のせいで、鉄道を活用した観光の取り組みそのものが委縮する可能性もー

(北海道科学大学 横山貴志助教)「沿線自治体や住民が地域のため盛り上げていたことが、ごく一部の人の行動によって今後できなくなったり萎縮することは、地域にとってマイナスになると思う」

鉄道ファンの風上にも置けない犯罪行為。

渡部容疑者は容疑を認めていて、警察が余罪を含め捜査を続けています。

10/14(水) 18:35

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