“食べくらべ”で広がる魅力 新ジャガと熟成「おいしさの違い知って」ニセコ町の「きたかむい」
地元でとれた野菜の魅力を知ってもらおうと、北海道ニセコ町でジャガイモの新商品の販売が始まっています。
キーワードは「食べくらべ」です。
(鷲見記者)「ずらりと野菜が並ぶ一角にある箱。スイーツではなく、ジャガイモなんです」
12月からニセコ町の直売所で販売が始まったのが、ジャガイモ「きたかむい」の食べくらべセットです。
2025年の秋にとれたばかりの新じゃがと、1年熟成させた2つが入っています。
(鷲見記者)「食べくらべしてみます。新ジャガはみずみずしい」
1年熟成させると何がかわるのでしょうか?
(鷲見記者)「熟成ジャガイモはもちもちとしている。甘みも濃くなっていて同じジャガイモとは思えない」
なめらかな食感でやさしい甘みが特徴のきたかむい。
病気に強く、熟成に適した品種だといいます。
(農家 増原政行さん)「3月ごろまで寝かせます。寝かせることででんぷんが糖になるので甘くなる」
また、ひとつの野菜に対して複数の品種をつくることがニセコ町の農業の特色です。
直売所にずらりと並ぶカボチャは、年間で36の品種を生産・販売しています。
この直売所では、品種や熟成度合いによって味が変わることを知ってもらいたいと、今後も色々な野菜で食べくらべセットを増やしていく考えです。
(農家 増原政行さん)「新ジャガと熟成させたジャガイモがこれだけ変わるんだというのを分かってもらって、おいしさの違いを知ってもらえたら嬉しい」
同じ野菜の違いを楽しむ食べくらべ。
食材の魅力を広げることにつながるかもしれません。
12/25(木) 21:00