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空港利用増加とBP効果 札幌圏で初めて営業利益黒字 黄色線区は赤字155億円に拡大 JR北海道

JR北海道が昨年度の線区別の収支を発表しました。

札幌圏では初めて営業利益が黒字となる一方で、地方路線の赤字は依然として大きく、路線維持の課題が浮き彫りとなりました。

多くの利用客で混雑するJR新千歳空港駅です。

スーツケースなどを持った人が行き交うなど、快速エアポートは新千歳空港と札幌圏を結ぶ大動脈となっています。

こうした空港利用客の増加が、JR北海道の業績を押し上げる形となりました。

(JR北海道 村林健吾取締役)「初めて通期で札幌圏ですけれども黒字になった。空港利用のお客様が多かったということが非常に大きかった」

JR北海道は昨年度の線区ごとの収支を発表。

快速エアポートが走る千歳線など4つの線区がある札幌圏は営業利益が9億7300万円と、公表以来初めて黒字となりました。

北広島のボールパークや新千歳空港のアクセス利用が大きな要因です。

(利用者)「最近やはり混んでいるなという印象がありますね」

(利用者)「エスコンができてから特に乗るときに混んでいることが多いなと。便を増やしてくれたらうれしいですね」

一方で、輸送力強化が課題となっています。

南千歳駅と新千歳空港駅の間は線路が1本しかない単線区間で、1時間に最大6本しか運行できません。

道は3月、国に輸送力強化に向けた要望書を提出しました。

線路を増設する複線化や、新千歳空港駅から線路を伸ばし、札幌方面の路線への線路に接続するループ化などの案があがっています。

(JR北海道 村林健吾取締役)「ダイヤが千歳線がこれ以上なかなか入れづらいというのがありますので、どうやって工夫ができるか、具現化できるものは実現していきたい」

札幌圏が好調だった一方で、すべての区間を合わせた営業損益は昨年度およそ561億円の赤字となりました。

なかでもJR北海道が単独では維持困難とする8区間=黄色線区の赤字額は155億円に。

前年度からおよそ7億円増えています。

(JR北海道 村林健吾取締役)「2024年度と同規模の、それ以上の赤字があるということはやはり事実としてありますので、この金額を当社単独で維持し続けることは困難であるということには変わりはない」

JRは「上下分離方式」など、沿線自治体に費用の一部負担を求める案を提示していますが、自治体側の反発で協議は膠着状態が続いています。

赤字額が8区間の中で最大の52億円で、農作物を運ぶ貨物列車も走る石北線。

沿線自治体の網走市は地域として利用促進を促したいとしながらもー

(網走市 水谷洋一市長)「JR・北海道・国などのまずは協議が必要だろうと思っています。地元としてはそうした協議を踏まえて、さまざまな議論を重ねていきたいと思っています」

札幌圏が好調に推移する一方で、地域を支える路線をどう維持していくのか。

今後も模索は続きます。

07/04(土) 05:30

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