脂ノリの良い養殖サーモン「甘みがあってぷりぷり」ブランド化に期待 海外産の冷凍サケは価格高騰
北海道釧路で養殖したサーモンが水揚げされ、地元では活気にわいています。
ブランド化が期待される一方、秋サケの漁獲数は激減しています。
「サケ」の最新事情とは。
網から勢いよく飛び出してきたのは、まるまると太ったトラウトサーモン!
釧路港で水揚げされたのは「くしろ茜サーモン」です!
実は、港近くの生け簀で試験的に養殖されたサーモンなんです。
鮮やかなオレンジ色の身と脂のノリが良いのが特徴です。
地元では、この魚を売り込む動きが出てきました。
市内の飲食店など40店舗では、茜サーモンを味わえるフェアが開かれています。
店のオススメは「くしろ茜サーモン丼」。
新鮮なサーモンがふんだんに乗せられています。
(客)「めちゃくちゃおいしいですね。甘みがあってぷりぷりしている。口に乗せたらとけるような、そんな感じです」
(笹谷商店 笹谷剛社長)「地元で食べてもらうのが一番大事だと思いますし、味を全国に伝えていきたい」
「茜サーモン」の取り組みは2026年で5年目。
ブランド化を進め、知名度アップを目指します。
(釧路市漁協養殖事業部会 御厩敷健一部会長)「この時期に養殖のサーモンを水揚げできるのはこの辺りだけだから。全国に茜サーモンの名前が広がればいい」
「くしろ茜サーモン」に期待がかかる背景には、全道的な秋サケの不漁の問題があります。
漁獲数は年々右肩下がりの上に、2026年は前年同期比で6割以下と深刻な状況にあります。
(林記者)「札幌市内のスーパーマーケットです。食卓に欠かせない旬のサケですが、コーナーが一列しかありません」
値札を見てみると…
なんと100グラムでおよそ300円!例年の3倍!
そして、筋子の値段は1パックでこの通り!
100グラムで3000円近いんです。
お客さんの様子を見てみると…
(林記者)「そばにサケがあるのですが、いま目に入りませんね、スルーです。サケの値段を確認していますね、サケを見ていますが素通りですね。なかなかサケは手が伸びないですね」
(客)「高すぎるね。毎年買っているからさみしいよね」
(客)「最近はいつ食べたか覚えていない」
手が伸びるのは海外産の冷凍サケ。
それでも円安や原油高の影響で例年の2~3割ほど高いといいます。
(客)「筋子だってあれ見て!」
(吉田カメラマン)「税抜7000円ですよ」
(客)「ね、2000~3000円で買えたのにね。3倍かい、すごいね」
店によりますと、値段が高いため売れ行きも悪いといいます。
(吉本水産月寒店 嶋村兼一店長)「出すことは出しますけど高いですよね。心苦しいですよね。サケは朝食でも出るようないつでも気軽に食べられるイメージ。高くなったら気軽に食べられないので、庶民的な魚であってほしいですよね」
北海道を代表するサケも高級魚に…
これからの豊漁と養殖ものの生産拡大に期待がかかります。
