線状降水帯や竜巻の情報は“気象防災速報”として発表 新たな警報…過去の災害を例に確認 北海道
「防災気象情報」が5月28日から新しくなりました。
大雨や土砂災害などの特別警報や警報が新たな表示となりますが、実際、大雨による災害の危険が高まった場合、どのように発表されるのでしょうか。
(坂上カメラマン)「川が氾濫して住宅街が冠水しています」
2025年9月21日。
活発な雨雲が重なり、断続的に集中豪雨をもたらす「線状降水帯」が、北海道内で初めて釧路と十勝地方で発生しました。
(武田記者)「大量の流木がせきとめられ、橋自体が陥没してしまっています」
この影響で、道東の浦幌町では橋が壊れる被害がー
また、浦幌やその周辺では24時間の降水量が観測史上1位を記録し、住宅地が浸水する被害も出ました。
この日、浦幌に出ていたのが、高齢者など避難に時間がかかる人に早めの避難を呼び掛ける警戒レベル3相当の「大雨警報」や「洪水警報」。
さらに危険な場所から離れ速やかな避難を促す警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」です。
しかし、「警報」や「警戒情報」といった表現が混在し、わかりにくい状況となっていました。
そこで気象庁はレベル表記を用いて状況を明確にしました。
新しい速報では「洪水警報」は「大雨警報」に組み込まれるため、予想される雨の量から「レベル4 大雨危険警報」という表現になります。
また、「土砂災害警戒情報」は新たに「レベル4 土砂災害危険警報」として出されることになります。
(札幌管区気象台 佐藤達也予報官)「いままでよりはわかりやすくなる。わかりやすいから避難しようかなと思う人が増えるのかなと思います」
一方、警報とは別に「線状降水帯」や「竜巻注意情報」などに関する情報も新しくなります。
これらの情報は「気象防災速報」として扱われ、「線状降水帯発生速報」など一目でわかる形になります。
また、線状降水帯が事前に予想される場合も新たな情報が発表されるようになります。
(札幌管区気象台 佐藤達也予報官)「線状降水帯となる可能性が高まった場合は2~3時間前を目標にお知らせするために気象防災速報(線状降水帯直前予測)といったものを新たにつくってさらに警戒を呼びかける」
新しくなった「防災気象情報」。
私たちの命を守る行動につながることが期待されています。
新しくなった防災気象情報です。
大雨・土砂災害・高潮・河川氾濫については、警戒レベルの表記に用いられる数字と色分けが整理され、より分かりやすくなります。
「特別警報」は警戒レベル5の黒色、新たに設けられる「危険警報」は警戒レベル4の紫色、「警報」は警戒レベル3の赤色に統一されます。
また、新たに「気象防災速報」ができます。
これまで「記録的短時間大雨情報」として出ていたものは「記録的短時間大雨速報」に。
線状降水帯に関する情報は「線状降水帯発生速報」に。
さらに、3時間以内に線状降水帯が発生する可能性が高まったときは「線状降水帯直前予測」という新たな情報としてお伝えします。
また、竜巻については「竜巻注意速報」としてお伝えします。