サツゲキ跡地は音楽施設に 映画館の構造生かしたホール 映画ブーム支えた「三友館」からの歴史
札幌・狸小路商店街にある映画館「サツゲキ」が3月に閉館します。
長くこの場所で映画文化を紡いできましたが、この夏、新たな施設として生まれ変わることがわかりました。
どのような場所になるのでしょうか。
真っ赤な客席と壁が特徴の1番スクリーン。
平日の昼間でも映画ファンが足を運びます。
(サツゲキ 横澤康彦支配人)「この真っ赤な椅子と壁が好きだと言ってくれる客も多くて」
札幌・狸小路商店街にある映画館「サツゲキ」です。
独自に選んだ映画を上映するミニシアターとして、狸小路の文化に根付いていました。
(百瀬記者)「多くの人に親しまれてきたサツゲキですが、今月29日をもって閉館することが決まっています」
(客)「小さい時から来ていましたね。寂しいですね。いろんな映画を流してくれるところがなくなって」
(客)「商店街の中にあるのが秘密基地じゃないですけど、そういうのがなくなってしまうのは寂しい」
この場所は1925年に「三友館」として開館。
「東宝プラザ」時代に公開された「もののけ姫」には25万人もの観客が詰めかけるなど、映画ブームを支えてきました。
その後、貸しホールなどを経て2020年に「サツゲキ」がオープン。
しかし今回、ビル側との契約の条件が合わず、閉館することになりました。
(サツゲキ 横澤康彦支配人)「北海道でサツゲキでしか上映していない作品も非常に多くありました。存在意義としては大きかったのではないかなと思う」
3月末に閉館するサツゲキはこの夏、新たな運営会社のもとで生まれ変わります。
映画館の構造を生かしたライブハウスやダンスクラブです。
収容人数600人のメインホールには、スクリーンと同じ大きさのLEDビジョン。
日中は企業向けのイベントホールとしても貸し出します。
(アーク 渡邊賢二社長)「昼はライブ会場や各企業の懇親会やパーティ。(夜は)外国人の受け皿としても期待している」
壁に残された俳優のサインや客席の一部は残し、映画館の歴史は引き継ぎます。
(アーク 渡邊賢二社長)「ちゃんと歴史は残します。そこに我々の箱(施設)ができることによって、狸小路の活性化につながるのではないかと思ってワクワクしている」
歴史を紡いできた映画館が新たな音楽施設にー
「狸小路の顔」として賑わいをもたらします。