裁判に参加した家族「責任を避け続ける姿勢が許せない」桂田被告に禁錮5年を求刑…知床遊覧船沈没事故
北海道・知床沖で遊覧船が沈没した事故の裁判で、検察は「発航中止義務を果たしたとは言えない」と指摘し、運航会社社長の桂田精一被告に禁錮5年を求刑しました。
(鷲見記者)「桂田被告が釧路地裁に到着しました。一礼をして裁判所の中へ入っていきます」
いつものように報道陣の前で一礼した桂田精一被告。
(検察)「被告人を禁錮5年に処することが相当である」
検察は禁錮5年を求刑。
桂田被告の表情が変わることはありませんでした。
起訴状によりますと、桂田被告は2022年、業務上の注意義務を怠り、知床沖で遊覧船を沈没させ、乗客乗員26人を死亡させたとされています。
裁判では「事故を予見できたかどうか」が最大の争点です。
検察は、悪天候が予想されていたため、事故を予見できたと主張する一方、弁護側は無罪を訴えています。
4月16日の裁判では、乗客家族らが桂田被告に対する心情を述べました。
(乗客家族)「何かわかればと思い裁判に参加したが、記憶にないと繰り返し、深い反省が伝わってこない」
(乗客家族)「人ごとのように責任を避け続ける姿勢が許せない」
(乗客家族)「桂田被告の判決が出ても、心の中の悲しみは一生消えません」
また、検察側は「船長と事前に協議したというのがあいまいでその場しのぎ」「供述内容に一貫性がなく、発航中止義務を果たしたとは言えない」などと指摘。
桂田被告に禁錮5年を求刑しました。
17日は弁護側の弁論、判決は6月17日に言い渡されます。
04/17(金) 05:00