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専門家「“鳥インフルシーズン”一番長いのが北海道」スーパーも道内産卵の入荷見込めず

北海道千歳市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認され、およそ46万羽の殺処分が始まりました。

懸念は高値が続く卵への影響です。

札幌のスーパーも対応に追われています。

ふっくらと焼き上げた出汁巻き卵。

道内産の卵を10個も使っている看板メニューです。

(東海林記者)「ふわふわとした食感と甘さがうれしい卵焼きです。10個使っているだけあって食べ応えも十分です」

函館市内の居酒屋です。

20年ほど前は1000円程度で提供していましたが、現在は1500円まで値上げしました。

(旬味 鹿六 布施直樹さん)「卵だけじゃないですけど、ほぼ全ての食材が値上がりしているので、値上げしないともう無理なレベルですね」

価格の高止まりが続く卵にまた影を落としかねない出来事がありました。

(小出カメラマン)「防護服を着た作業員がバスから降りてきました。これからニワトリの殺処分が行われます」

千歳市の養鶏場で死んだニワトリについて、道は遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザが検出されたと発表しました。

3月25日朝から採卵用のニワトリおよそ46万羽の殺処分が始まっていて、作業は31日までかかる予定です。

懸念されるのは卵への影響です。

(吉岡記者)「札幌市内のスーパーです。1パック322円の道内産の卵を販売していますが、仕入れが止まり次第、1パック354円の道外産の卵に切り替えるということです」

こちらのスーパーでは、道内産の卵が新たに入荷する見通しが立っておらず、価格の高い道外産の卵を増やしたといいます。

(キテネ食品館 中塚誠社長)「こちらにあるのがあす販売する卵。(それ以降は)まったく未定です。供給量がかなり減りますし、あすから1人1パックという形で変更する」

(買い物客)「これからまだ高くなるかなと思って早めに(買っておこうと)」

(買い物客)「やっと落ち着いてきたかなと思っていたんですけど。卵はやっぱり毎日食べるから」

道内の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのは今シーズン5例目です。

専門家はほかの養鶏場でもまだしばらくの間は警戒が必要だと話します。

(北海道大学大学院獣医学研究院 迫田義博教授)「北海道は渡り鳥が日本で最初にシベリアから秋口に到達する。そしてシベリアに帰っていく。その渡り鳥が来て帰るまでの期間、いわゆる鳥インフルエンザシーズンが一番長いのが北海道なんです。北海道で養鶏場での発生が一番遅いのは2022年5月14日ということがあります。これまでの経験を踏まえるとまだまだ注意が必要だと思います」

鳥インフルエンザの感染が相次ぐ道内。

食卓に欠かせない卵にどれくらい影響を与えるのか、不安が高まっています。

03/25(水) 16:26

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