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十勝岳が道内初“レベル3” 積雪期の噴火リスクは? 営業中止も…周辺の温泉街などに影響広がる

十勝岳で北海道内初となる「噴火警戒レベル3」が9月12日に発表されました。

周辺の温泉街などに影響が広がる中、専門家が強く警鐘を鳴らすのは「積雪期の噴火」です。

規模の大きな火山性地震が増加し、噴火警戒レベルが「入山規制」の3へと引き上げられた十勝岳。

道内でレベル3が適用されるのは、2007年の導入以降初めてのことです。

(札幌管区気象台 高橋裕二火山対策調整官)「大きな噴石が3キロまで飛散する可能性がありますので、警戒を呼びかけるためにレベル3に至った」

レベル3への引き上げに伴い、登山口へ続く道道は通行止めに。

訪れた登山客からは戸惑いの声が聞かれました。

(登山客)「来て知りました。しょうがないのかな」

また、上富良野町は火口からおよそ3キロにある吹上温泉地区に避難指示を出し、対象の宿泊施設は営業を休止。

(宿泊施設関係者)「知らない人が日帰り入浴で来るのでここで通行止め」

さらにー

(湯元凌雲閣 青野範子代表)「キャンセルということですね」

紅葉が始まり、秋の行楽シーズンを迎えている十勝岳温泉地区では「高齢者等避難」が出され、予約キャンセルの電話が相次ぐなど影響が広がっています。

(湯元凌雲閣 青野範子代表)「キャンセルしますという問い合わせはすごく多かった。営業は続けておりますが、あとはお客さまの判断かと思っております。十勝岳が早くおさまってもらって、安心してご利用いただけるようになるといい」

十勝岳では2026年6月にレベル2へ引き上げられたあと、7月には22年ぶりとなる小規模な噴火が発生。

また、1か月間で5回、規模の大きい火山性地震が発生したことで、9月12日、レベル3に引き上げられました。

さらに気象台は、規模の大きい火山性地震が積雪期の11月下旬から12月上旬まで続けば、レベルを「3」から「4」に引き上げるとしています。

専門家は「積雪期」の噴火に警戒を強めています。

(北海道大学 青山裕教授)「十勝岳はちょうど100年前の大きい泥流のこともありまして、冬の噴火に対しては非常に警戒度が高いです。山の一部が崩壊するようなことがもし起こると、そういう泥流も起こるかもしれない」

ちょうど100年前の1926年に十勝岳が噴火したのが、雪が残る「積雪期」でした。

熱で雪が一瞬にしてとけ、巨大な泥流となって集落を直撃。

144人が犠牲となりました。

雪がとけて泥流になると、猛スピードで一気に「ふもとの居住地域」まで達する危険があるのです。

(北海道大学 青山裕教授)「膨張が止まらない限りにおいては、将来的に本格的にマグマが出てくる活動に移行するという危険性は、緩やかではありますけれども徐々に高まりつつある。万が一何かがあったときに対応がとれるように、レベル2から3に上がったタイミングで、家族で話をしておいていただきたいなと思います」

気象台は15日以降、十勝岳周辺の火山性ガスの調査をするなどして、引き続き警戒を続けるとしています。

09/14(月) 16:20

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