走行中に“自動放送”流れなくなり…スピーカーなど盗難相次ぐ 2028年度引退の721系 北海道
JR北海道は2026年10月29日、主に学園都市線で運行されている721系6両編成の車掌室から、車内放送に関連する機器が相次いで盗まれる被害が発生したと発表しました。
2026年9月から10月にかけて、同様の被害が合わせて3件確認されていて、JR北海道は警察に被害を相談するとともに、車内巡回を強化するなど厳正に対処する方針です。
これらの一連の被害による列車の遅れや運休などの影響は出ていません。
JR北海道によりますと、9月12日、札幌行きの学園都市線を走行中だった列車で、篠路駅まで流れていた自動放送が、百合が原駅の到着前に作動しなくなったということです。
この列車は、車掌が自らマイクを使って案内したため運行に影響はありませんでしたが、その後、車掌室内を調べたところ、設置されていた「自動放送装置」が盗まれているのが見つかりました。
また、10月4日には、車両基地内で作業を行っていた社員が、車掌室内にある「スピーカー」と、タブレット端末と放送装置を接続するための「外部入力装置」がなくなっているのを発見しました。
さらに10月27日には、走行中の列車で自動放送が流れなくなり、車掌室内の「スピーカー」と「自動放送装置」が紛失していることが判明しました。
JR北海道によりますと、走行中に車掌が車掌室から離れる際には、施錠をしているということです。
盗難被害にあった721系は、2028年度での引退が予定されています。
相次ぐ事態を受け、JR北海道は警察へ被害を相談、10月8日に1件の被害について被害届を提出していて、ほかの2件についても警察に相談し、厳正に対処していくとしています。
10/29(木) 17:10
