「緊急排雪」はスピーディー 市内3800キロを一気に作業 関係機関にも応援を求める 札幌市
雪の影響が続く中、札幌市の生活道路では2月2日から初の緊急排雪が始まりました。
これまでのパートナーシップ排雪とどのような違いがあるのでしょうか。
(長南記者)「札幌市清田区の住宅街です。道のわきの雪は2メートル以上の高さになっています。そして道幅なんですが、車がすれ違うのも難しいような状態です」
相次ぐ大雪で道幅が狭まった住宅街の道路です。
市民が日常生活に使う「生活道路」では、雪山で見通しが悪くなったり車の通行などに影響が出ています。
そこで2日から始まったのが、初の「緊急排雪」です。
道路脇の雪山が次々と崩され、トラックで運ばれていきます。
緊急排雪前の道路と比較してみると、道幅が少し広がったほか、ザクザクとした雪も取り除かれ、車が走行しやすそうな道路になりました。
(地域住民)「(排雪が行われるのは)もう最高です。なにかあったら大変」
札幌市では積雪量などによって排雪作業を段階的に分けています。
フェーズ1では「運搬排雪の前倒しと強化」、フェーズ2では「応援などによる体制強化」です。
先週の大雪を受け「生活道路の緊急排雪」を行うフェーズ3に引き上げられました。
これまでの排雪との違いは?
札幌市の生活道路ではこれまで、各町内会ごとに排雪する「パートナーシップ排雪」が行われていました。
しかし、費用を町内会と市で負担し、町内会ごとに順番に行うことで時間が掛かることが課題でした。
「緊急排雪」では各区で最も早い方法で排雪が進められ、例えば町内会をまたぎ進めたり、同時に排雪を行うなど全額市の負担で一気に排雪が実施されます。
今後、市内3800キロをおよそ1000台の除雪機で一気に進められ、スピーディーに雪が片付けられる見込みです。
(清田区南地区除雪センター 後藤悟所長)「普段よりも(排雪量は)約7割といわれている。速度重視で(雪を)とる量を少なくして前に進んでいく」
今後の排雪予定は?
(札幌市雪対策室 櫛井竜二事業課長)「地域の中でも(道が)細いけどバス路線になっていたりとか、そういった道路が優先的に作業進めることになる。出来るだけ早く生活道路の緊急排雪は2月中に全域をまわりたいと思っている」
市は北海道開発局など関係機関にも除排雪について応援を求めていて、1月31日は帯広開発建設部から緊急支援がありました。
大雪を乗り切るために、協力体制を築き市内の排雪を進めていく方針です。
大都市・札幌を襲った大雪で見通しの悪さなど危険が高まる中、ようやく緊急対策が動き始めました。