深川市名物の菓子に影響も 「抹茶ブーム」で価格が高騰 日本茶専門店に海外からの観光客が続々
いま世界的に注目を集めているのが、日本の「抹茶」です。
豊かな香りと深い味わいが観光客から人気ですが、その人気の裏でいま悩みを抱えている人もいます。
あざやかな緑色に、きめ細かな泡。
一杯ずつ丁寧に点てられる日本が誇る抹茶です。
札幌市内にある老舗日本茶専門店です。
厳選された日本茶が並び、店内では本格的な抹茶を楽しむことができます。
(友保記者)「とてもクリーミーで甘さと苦さが混じりあっています。おいしいです!」
この店を訪れている多くは、海外からの観光客でした。
(オーストラリアから来た人)「地元より断然おいしい!地元でも本当に人気。みんなコーヒーを飲みに行くのではなく抹茶を飲みに行く。コーヒーより抹茶を飲む人が増えている。カフェインが切れた後の急な眠気などがないから人気です」
(インドネシアから来た人)「2万6百円分買った!健康にいい!日本の抹茶が世界一」
抹茶を含む緑茶の輸出量は年々増加しています。
2025年は1万2612トンに達し、このうち、およそ7割が抹茶などの粉末状の緑茶でした。
しかし、その人気の裏で、ある影響が出ています。
(友保記者)「こちらの抹茶、世界的ブームで価格の高騰と品薄が続いています」
こちらの店では売り上げのおよそ4割が外国人客です。
世界中から数万円分まとめ買いする人も多い一方、ブームの影響で抹茶は品薄に。
価格は2年前のおよそ4倍に値上がりしているといいます。
(お茶の玉翠園 玉木幸男専務)「需要と供給のバランスが完全に崩れていますので、作れる量よりも買う量が断然多くなっている。日本の文化として見てくれるのは非常にうれしいのですが、過剰になりすぎてしまって日本の文化が崩れてしまうのは本当に本末転倒」
一方、こちらにも影響がー
深川名物のウロコダンゴです。
1913年に誕生し、100年以上愛されてきたウロコダンゴ。
茶・白・緑の3色セットで販売されていましたが、世界的なブームにより抹茶の確保が難しくなり、店では4月から緑なしでやむを得ず2色で提供しています。
(ウロコダンゴ本舗 高橋博樹社長)「うちも(仕入れ先を)やっと見つけて、今月の中旬からは抹茶入りの団子ができると思います。出来れば値上げはしたくはないんですけど、これ以上その材料経費だとかいっぱい上がったらせざるを得ませんね」
抹茶の人気は広がる一方で、日本の文化や食に影響が及び始めています。