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女子高校生に死ねと「30回以上は言った」殺人罪を否認…内田梨瑚被告に22日判決へ 旭川地裁

旭川市で女子高校生を橋から転落させ殺害した罪などに問われている内田梨瑚被告(23)の裁判では、2026年6月22日に判決が言い渡されます。

内田被告は初公判で、殺人罪などについて否認していて、裁判の争点は、殺人の実行行為や殺意があったのかどうか、共犯者との共謀の有無などです。

◆内田被告に対する弁護側の被告人質問

Q.留萌に道の駅に行った?

A.はい

Q.道の駅に向かっているときの気持ちは?

A.女子高校生の態度にイライラしていた

Q.SNSに自身の画像が女子高校生に無断で投稿されたことをどう思った?

A.本当の目的って何だろうと色々考えて不安でした

Q.なぜ写真を使ったのか、女子高校生は何と言っていた?

A.「いい写真だったので」と言っていました。「いい写真だったら勝手に使っていいと思ってんの」と言いました。(女子高校生は)「すみません」と言いました

Q.その時の(女子高校生の)言葉のニュアンスは?

A.笑っていました

Q.留萌の道の駅に少年となぜ行った?

A.私が女子高校生に親と話をさせて欲しいと何度も言いましたが、断っていたので、親と話をさせてくれないのであれば女子高校生と直接会って携帯を確かめたり、直接話をしたいと思った。女子高校生の携帯から写真が消されているか確認したかった

Q.親に会って何を確認しようと?

A.知らない人の写真を相手に確認することなくSNSに投稿するということを、女子高校生がしていましたと親に伝えて、女子高校生は悪気がなさそうだったので、私もどうしていいかわかりませんと話そうと思った。

Q.(道の駅までの車中)女子高校生に電話を切られたらどうした?

A.留萌にいっても意味がないと思うので、旭川に戻ったと思います

橋の上での状況は…

以下、内田被告の証言

・「うちら帰るから」と携帯と4000円をその場において車の方に戻りました

・小西受刑者は「梨瑚さん、もう行きましょう」と言っていました

・(立ち去るときは)走りました。神居古潭が心霊スポットで怖かったからです

・「キャー、ダン」という音が聞こえました。(走り出して)5~6秒してから音がしました

・私は落ちたところを見ていない

・石とか岩の上に落ちた音か分からなかったので(女子高校生を)待とうと思いました。10分くらい

・(神居古潭に行ったのは)女子高校生ともう一度話したかったし、私も落ち着きたかった

・(コンビニエンスストアで女子高校生が暴れたのは)不満があるから助けを求めたのだと私は思いました

・(女子高校生を裸にしたのは)女子高校生が死にたいと言っているのは本当か確かめようと思いました

・死にたいのが本当なら、服脱いでと言っても平気なんじゃないかなと思いました。断ると思いました

・死ぬ気がないのに、死ぬと言わないでほしいと思いました

・(土下座した映像を撮影したスマホは)女子高校生のものです。私の携帯だと思っていました

・(小西受刑者が動画を撮っている間は)車の整理をしていました。警察が来ると思ったので見られたくないものを片付けていました。飛ばしの携帯です

・(橋の真ん中に行ったのは)警察がいないか確かめたかった。旭川方面の道路が見えるからです。警察が来ていたら赤灯が見える

・(欄干に上がらせたのは)神居古潭で暴言や暴力をしたにもかかわらず「死にたい」と言うので、「死にたい」じゃないほかの方法を考えて欲しかったので、もう1回謝らせれば…と当時は思いました

・欄干に座ってというと女子高校生は断ると思ったけど、断らなかった

・(死ね・落ちろと)トータルで100回以上はないが、20回くらいは言っていました

・「死にたい」と言っているのが女子高校生の本心か確かめるために、何回も何回も言いました

・(女子高校生は)欄干の外側に落ちていきました。押しました。橋の外側に落ちているロープで足をささえて耐えて自力で戻ってきました。(自力で登ってきた女子高校生は)欄干の外に立っていました

・「死ぬ気がないから戻ってきたんだろ」と言うと、「はい」と言い、「どうすんの親と話をさせて」と何度も言いました。女子高校生のいちばん嫌がっていることが親に知らせることだったので。

内田被告に対する検察の被告人質問

女子高校生を橋の欄干に座らせた当時について、検察官に「落ちたら死ぬかもしれないとわかっていたか」と聞かれると、内田被告は「はい」と答え、「殺意があったと言われても当然だと思う」などと述べました。

Q.女子高校生に暴力をふるおうと思った理由については?

A.すみません、覚えていません。

Q.(当時)職場のストレスは?

A.ありました

Q.どういうストレス?

A.仕事でうまくいかないことがありました。

Q.女子高校生に対する腹立たしさから、暴力をふるったと供述していた?

A.たしかにしました。

Q.いまも同じ認識?

A.…

Q.同じか違うか聞いています。あなたは(当時)仕事のストレスと近頃誰とも喧嘩していなくて鬱憤が溜まっていたから女子高校生に暴力した。(当時の検察への)その説明は?

A.当時はそう思っていました。

Q.いまもその認識?

A.はい

Q.なぜ欄干に座らせることが本当に危険な行為なの?

A.バランスをとっていないと落ちてしまうからです

Q.あえてその状態にした?

A.はい

Q.落ちたら助からないことを知っていてそうした?

A.はい

Q.落ちたら死ぬかもしれないと分かっていましたか?

A.はい

Q.それって殺意があることになりませんか

A.いまは思います

Q.いまは思う?

A.当時は殺意を持って欄干に座らせたり押したりしたわけではなかったが、いまはそんなに危険なことを…(30秒以上沈黙)危険なことをしていたので…(20秒沈黙)殺意があったんじゃないかと言われても…言われるのも当然だと思います

内田被告は、共犯の小西優花受刑者の裁判に証人として出廷しましたが、宣誓せず「ここでは話したくありません」とわずか5分で退廷していました。

検察からは、その理由についても問われました。

Q.(小西受刑者の裁判で)偽証罪になるので宣誓できなかったのでは?

A.言わなかったのではなく言えなかった。裁判の内容が違うからです。中身が全然ちがいます。

Q.一番最初に女子高校生に死ねと言ったのはいつ?

A.電話のときです。

Q.どんなやり取りの中で?

A.私が女子高校生に保護者の方に電話を代わるよう言った際に、ずっと断られていたので「そっちの都合とか知らんから」と言って「すみません」と言われたので「死ねや」と言いました。

Q.女子高校生に何回死ねといったのですか?

A.(最初から欄干の上まで)30回以上は言ったと思います

Q.女子高校生をコンビニエンスストアの外に連れ出す際、蹴ったり体を踏みつけたりした?

A.はい

Q.どれくらい腹が立ったかの質問に対して、当時検察官にどんな説明をしたか覚えていますか?

A.検察官にしていたかわからないが、警察の方に話したのは「ナイフがあったら刺していたと思うくらい腹が立っていたと思います」と話していたと思います

Q.女子高校生に本当に死ぬ気があるのか確かめたかったと金曜日(5日目の裁判)言っていた。なぜ確かめる必要があった?

A.死にますという女子高校生がうざいと思っていたから、本当に死ぬ気がないなら死にたいと言わないで欲しかったです。

弁護側からの補充質問

Q.小西受刑者はあなたの話はうそばかりだと言っていたが?

A.小西さんは殺意の部分を認めて懲役23年を下された受刑者の立場で、事件から2年が経って殺意の部分を争っているのが腹立たしい気持ちでいっぱいなのかなと思いました

内田被告は殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われていて、起訴状などによりますと2024年4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生(17)を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし殺害したとされています。

検察は6月8日の裁判で「被害者の人格、尊厳を踏みにじるもので身勝手極まりない犯行」と指摘し、「主犯であることは明らかで最も重い責任を負うべき」として懲役27年を求刑しました。

一方、弁護側は「偶発的に起きた計画性のない犯行」、「すべて内田被告の責任とは言えない」などと主張し、情状酌量を求めています。

裁判は6月8日に結審し、22日に判決が言い渡されます。

※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。

06/20(土) 05:34

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