「先生に裏切られた」教諭が消費者金融業者に情報流出「悪意はなかった」恵庭南高の説明に不信感
北海道・恵庭南高校の教諭が、消費者金融業者に生徒らの個人情報を漏えいさせた問題で、1月19日夜、保護者説明会が開かれました。
学校側は「教諭に悪意はなかった」と説明して、保護者からは怒りと不安の声が聞かれました。
19日夜、恵庭南高校で開かれた保護者説明会。
(保護者)「息子はこの学校を選んで入学したわけです。先生に裏切られた」
(保護者)「当の本人はここにいないですけど、この先もどうなるんですか」
保護者の怒りのわけは、教諭による個人情報の漏えいです。
「お金を貸して連絡取れません。早めに返済するように伝えてください」
これは1月12日、生徒のもとに届いたショートメールです。
高校生相手に借金滞納について対応を迫るような文面が書かれています。
STVの取材によりますと、12月27日、男性教諭が消費者金融で借り入れをしようとしたところ、LINEの「連絡先」を撮影した画像を送るように要求されたといいます。
教諭は指示に従い連絡先を撮影した画像7枚を送信。
生徒や保護者など38人分の登録名や電話番号が漏えいし、一部には業者とみられる人物からメールが届いたのです。
メールに書かれた電話番号に連絡を試みるとー
(音声)「この番号はお出になりません」
電話はつながりませんでした。
男性教諭は情報漏えいについて…
「帰省するための交通費のことで頭がいっぱいだった。何も深く考えずに相手の指示のまま送ってしまった」
(俵英生校長)「大変申し訳ありませんでした」
19日の会見で校長はー
(俵英生校長)「当該教諭が悪意を持って情報を流出させたわけではないので」
(記者)「悪意がないと判断した理由は?」
(俵英生校長)「とにかくお金が必要だったと。当時はそれしか頭になく、善悪の判断がつかなかったのではないかなと。本人はスクリーンショットでの情報提供が個人情報漏えいにあたるという認識が無かった」
説明会に出席した保護者は不信感を募らせていました。
(保護者)「(報道されている)以上のことは言わないから、来た意味あるのかってみんな言っていた。これだけのことやったら解雇できる理由じゃないですか。納得できない」
(保護者)「解決にもなっていないし。これからの不安は同じ。安心はできない」
教諭の処分については道教委が検討中で、高校は今後、警察や弁護士とも相談し対処したいとしています。