「そこまで煙が来ていた…」鎮火までほぼ丸一日 草地328ヘクタール燃える 根室・林野火災
北海道根室市で大規模な林野火災が発生し、328ヘクタールの草地が燃えました。
夜通し消火活動が続けられ、4月17日昼ごろにようやく鎮火しましたが、なぜこのような大規模な火災が発生したのでしょうか。
(松本カメラマン)「広範囲にわたって枯草が燃えた様子が確認できます」
大規模な林野火災が発生した根室市珸瑤瑁の草地です。
328ヘクタールにわたって燃え広がりました。
焼け焦げた柵のようなものや、倒れた木も確認できます。
(鷲見記者)「見える範囲、全ての草地が燃えて黒くなっています」
けが人はいませんでしたが、完全に消し止められるまでにはほぼ丸一日かかりました。
(撮影した人)「やばいわこれ…」
消防に通報があったのは、16日午後0時半ごろです。
炎が広がり、あたりには黒煙が立ち上っていました。
午後4時には、道が自衛隊に災害派遣を要請。
道のヘリコプター1機と自衛隊のヘリコプター6機が出動しました。
日没後も火は消えず、地上では夜を徹しての消火活動が続きました。
火が完全に消し止められたのは、17日午後0時半ごろでした。
林野火災は根室市珸瑤瑁1丁目で出火したあと、南西方向に広がりました。
燃えた範囲は328ヘクタールにのぼります。
一時167世帯に避難指示が出され、最大38人が根室市役所に避難しました。
17日、この火災の影響で、付近にある歯舞学園は臨時休校となりました。
周辺の住人はー
(付近に住む人)「びっくりしました。こんなの初めて。そこまで煙が来ていたから、来るのではないかと思って、火の粉が」
消防などが出火原因を調査していますが、まだわかっていません。
(道危機対策課 大西章文局長)「乾燥注意報は出ていました。出火原因はこれからとは思っていますが、何らかの火の取り扱いがあったと思われる」
当時、根室市では火災が起きやすい状態だったといいます。
(井坂予報士)「湿度はすごく低くて、最小湿度は30%台だった。乾燥注意報も出ていたので、とにかく空気が乾燥していた状態でした」
林野庁によりますと、国内の林野火災は年間およそ1300件。
このうち、最も発生しているのが4月です。
降水量が比較的少なく、乾燥していることが要因とみられます。
17日、札幌市清田区里塚3条5丁目では、高速道路わきの草地が燃えました。
そのほか、余市町でも畑の一部が燃える火災が発生しています。
春に起きやすい林野火災。
火の取り扱いには十分な注意が必要です。