4月~6月は遭難者増加 道なき道を進む「タケノコ採り」クマと遭遇するリスクも 必要な備えは?
いまの時期がもっとも注意が必要です。
山菜採りシーズン真っ盛りの北海道内ですが、この時期、注意が必要なのが山の中での遭難です。
なぜ山菜採りでの遭難が相次ぐのでしょうかー
(呼びかけ)「北広山周辺、山菜採り遭難が多くて、まだ3名が見つかっていなくて」
(呼びかけ)「遭難される方もいるので、十分気を付けてください」
山菜採り日和となった5月10日。
北広島市・北広山の林道では、警察がタケノコ採りで山に入る人に遭難防止を呼びかけました。
(タケノコ採りに来た人)「無理せず、奥深くに入らないように気をつけています」
(タケノコ採りに来た人)「あまり深入りしないことを気をつけて行きます」
タケノコ採りシーズンを迎えたなか、この時期は山の中での遭難が相次いで発生しています。
これは過去5年の山菜採り中の遭難者数です。
特に4月~6月は遭難者が267人、このうち22人が死亡しました。
今シーズンもすでに4人が遭難し、2人が死亡しています。
なぜこの時期に遭難が相次ぐのでしょうかー
(百瀬記者)「笹やぶの中へ、同行したいと思います」
道なき道を進むタケノコ採り。
道警の山岳救助隊と遭難が多い笹やぶの中へ入ってみるとー
(百瀬記者)「手前の笹やぶをかき分けるのが精いっぱいで、自分がどこから進んできたのか、わからなくなっている」
身長より高い笹やぶに囲まれ、記者は入ってきた道を見失いました。
特にタケノコ採りで山に入る人は足元も見ながら夢中になって探すため、遭難するリスクが高まるということです。
(道警山岳救助・安全対策室 松田将李巡査部長)「どの方向を向いているのかわからなくなったりするので、携帯電話でもオフラインで位置情報がわかるアプリがあるので、そういったものを活用していただきたい」
このほかひとりで山に入らないことや、目立つ色の服を着ていくことなど対策が必要です。
そして、山の中に入れば、繁殖期を迎えたクマと遭遇するリスクも高まります。
この週末も道内各地でクマの目撃が相次ぎました。
そこで今回、道警の指導のもと、クマスプレーの使い方も教えてもらいました。
(道警山岳救助・安全対策室 竹内政人警部補)「5秒から7秒、噴射時間があって、噴射距離は大体9メートルとなっています」
事前に噴射距離などを把握したうえで腕を伸ばし、安全レバーを外してから噴射します。
(道警山岳救助・安全対策室 竹内政人警部補)「よく失敗する事例としては、怖くて遠くにいる段階で早く噴射してしまう。十分に(クマを)引きつけてから噴射することを心がけるようにしてください」
一瞬の油断が命取りとなる山菜採り。
最悪の事態を防ぐ備えが必要です。