旅客数は2500万人突破 進化する新千歳空港 北海道エアポート…売上過去最高も38億円赤字
道内7空港を一括運営する北海道エアポートは、昨年度の決算を発表し、売上は過去最高の609億円でしたが、純損益では38億円の赤字となりました。
さらなる空港の発展へ、その計画とはー
6月23日に会見を行った、北海道エアポートの山崎社長。
昨年度の売上は609億円で、前年度から48億円の増収となりました。
その背景にあるのが、過去最高を更新した旅客数です。
新千歳空港では初めて旅客数が2500万人を突破。
国際線では中国からの旅客が減少した一方で、韓国や東南アジアなどからの旅客が伸び、その数は前年度から17%増えました。
(韓国から来た人)「天気が夏でもとても涼しいと聞きました。だから私たちはゴルフをしたいです」
(韓国から来た人)「韓国から3時間くらいだから(来やすい)」
一方で、山崎社長は危機感を募らせていました。
(北海道エアポート 山崎雅生社長)「今回純損益38億円、この38億円まるまる債務超過が増えていることになっていますから、非常に厳しい状況だと思っております」
最終的なもうけを示す純損益は、借入金の利息の支払いが響き、38億円の赤字にのぼります。
経営の安定と成長をはかるため、北海道エアポートが掲げるのは「魅力ある空港づくり」です。
(藤得記者)「国内線と国際線をつなぐこのエリア。複数の店の出店が予定されています」
国内線と国際線のターミナルをつなぐ連絡通路3階には、アニメなどのキャラクターを扱うテナントや日本ならではの商品を扱う専門物販エリアを展開する計画です。
空港を飛行機の利用客だけでなく地域の人も集まる空間へと魅力アップするのが目的で、2027年夏ごろオープンする予定です。
これまでの東アジア中心の国際路線の拡大もはかります。
12月には冬季限定で新千歳とサンフランシスコを結ぶ直行便の就航が始まります。
予約状況は上々ですが、北海道から海外へ旅行に出かける“アウトバウンド客”をどう増やすかが課題です。
(北海道エアポート 山崎雅生社長)「2027年度の最終黒字化、単年度の黒字化。それから29年度の債務超過の解消。こちらに向けて最大限頑張って参る所存でございます」
(藤得記者)「北海道の空の玄関口・新千歳空港。路線拡大と空港機能の強化がさらなる成長のカギとなります」