立ち入り検査で22棟確認 今も動物220頭…現状を取材 ノースサファリサッポロ 北海道札幌市
違法建築物の撤去期限が過ぎたノースサファリサッポロに、札幌市が立ち入り検査を行いました。
いまなお200頭を超える動物たちが残されている園内にカメラが入りました。
(小泉記者)「午前10時です。札幌市の職員がノースサファリサッポロの敷地へと入っていきます」
建物の撤去状況を確認するために札幌市による立ち入り検査が行われた、南区のノースサファリサッポロ。
市は運営会社のサクセス観光に対し、敷地内にある違法建築物の除却命令を出していて、10月31日までにすべて撤去するよう求めていました。
建物は10月から3棟減っていましたが、いまも22棟残っていることが確認されました。
(札幌市開発指導課 坪田修一課長)「10月31日までの除却期限を過ぎているので、引き続き建物の除却を進めるよう指導した。サクセス観光の主張としては『時間がない』とのことだが、我々としては20数年前から言っていることなのでやってもらうしかない」
市は引き続き撤去を進めるよう指導し、従わない場合は刑事告発や行政代執行を検討する方針です。
サクセス観光は、「動物の安全と福祉に十分配慮しながら、可能な限り速やかに建築物の撤去を進めてまいります」とコメントしています。
園内に残る動物は220頭。
いまどう過ごしているのか。
許可を得て、敷地内の様子を取材しました。
動物たちの飼育をしている北海道アニマルワールドの佐藤郁弥さんです。
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「アフリカライオンです」
(記者)「いま何頭いる?」
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「全部で5頭飼育しています」
(記者)「名前は?」
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「カーラです。クレア」
(記者)「動物園の動物じゃないみたいですね」
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「そうですね」
北海道アニマルワールドは、東京の投資会社ビーチキャピタルが2026年1月に設立。
6月にはノースサファリの飼育員など20人を受け入れました。
サクセス観光から建物を借り、動物の飼育の業務委託を受けて、世話をしています。
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「もともとジャングルゾーンというエリアで。熱帯に生息している動物たちがいる部屋です」
この部屋は室温を20℃以上に保ち、アメリカバクやリスザルなど、南米に生息する動物たちが過ごしています。
(記者)「動物の健康状態は?」
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「動物たちは落ち着いて過ごせている。日々担当スタッフが1匹ずつ動物の体調の変化を見て飼育しています」
また、新たな施設の方針についてはー
(北海道アニマルワールド 佐藤郁弥さん)「動物たちの頭数と国際的な広さの基準を考えて2万坪以上で考えている。動物たちがのびのびと過ごしている姿を客に見てもらえる施設にしたい」
現在、候補地は道内に3つあり、交渉を進めているといいますが、移転先のめどは立っていません。
動物たちの安住の地が決まるまではまだ時間がかかりそうです。
