札幌テレビ 番組審議会

  • 番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
  • 札幌テレビ放送では、ほぼ毎月1回ずつ年に10回、番組審議会が開催され、テレビの放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なわれています。
  • 番組審議会でのご意見は、番組モニターの方のご意見とともに、STVテレビで毎月第2日曜日放送の「ハイ!STVです」でもご紹介していますのでご覧ください。

「NNNドキュメント`25 観光にのまれる大地〜農業との共存は〜」について

1.日 時::2025年11月25日(火)午後4時00分〜午後4時45分

放送番組審議会photo1

2.場 所  札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

放送番組審議会photo2

3.出席者

[審議会委員]
赤尾     洋昭     委員長
小島     達子     委員
鈴木     博之     委員
日比     菜月     委員
山川     桂祐     委員
村尾     新一     委員(レポート提出)(以上6名)
          
[会社側代表]
小山     章司     代表取締役社長
金子     長雄     取締役 報道局・コンプライアンス推進室担当
木戸     弘士     取締役 制作スポーツ局・編成局担当
平山     大策     編成局長
鴨田     豊        制作スポーツ局長
村上     雅志     報道局長
太田     敏充     コンプライアンス推進室長

[会社側参与]
大井     貴善     報道局報道部長 

[特別 出席]
吉岡     祐貴     報道局報道部

[事 務 局] 
宮本     亮二     番組審議会事務局長
小町     裕之     番組審議会事務局
千葉     雅子     番組審議会事務局

4.議題

(1)「NNNドキュメント`25 観光にのまれる大地〜農業との共存は〜」について
(2) BPO報告・視聴者対応状況について
 
 
 

5.議事の概要

 2025年度第7回番組審議会が11月25日(火)に開かれました。議題の9月21日深夜に放送した「NNNドキュメント`25 観光にのまれる大地〜農業との共存は〜」について、各委員から以下のご意見を頂きました。 
 
◇外国人をめぐる様々な問題に焦点が集まる中、非常にタイムリーな番組だった。美瑛町を通して、観光と農業のあり方を真正面から問いかけた力作だった。
◇「外国人と共生」というのはたやすいが、こういう被害の実態を知っておくべきで、大切な問題提起だと思った。何かしら手を打たなければ、国民の間で怒りが強まってしまうことを強く危惧した。
◇京都や鎌倉といった全国的な観光地だけではなく、美瑛町でもインバウンドの観光客によるマナー違反で問題が起きているということを全国に知ってもらうと言う意味で、非常に意義深いテーマだった。
◇美瑛町の風景というのは、農業の営みがあってこそで、それが観光の魅力につながっていることを改めて感じ、また農家の日常が観光客の増加によってどう変化しているのかが、丁寧に描かれていた。
◇オーバーツーリズム対策として行政や住民ができる解決策を、有識者のコメントなどで具体的に提示しても良かったのではないかと思った。
◇ナレーションで強い表現が使われていたので、観光客イコール悪と受け取られかねない印象もあり、観光による収益とか人流の増加といったプラス面も合わせて示してほしかった。
◇観光による負担がこんなにも起きている中で、美瑛町がこの状況にどう向き合っているのか、町として農業と観光のバランスをどう取ろうとしているのか、もっと知りたかった。
◇オーバーツーリズムに悩まされている特定の自治体にこの問題を任せるのではなく、観光に対してもっと大きな全体戦略が必要だと感じた。
◇観光客のマナーの悪さは、必ずしも観光客が悪いと言い切れない部分もあると思う。誰かがルールやマナーを教えてあげて、観光してもらう仕組み作りも必要だと思った。 
 
 このほか「10月〜11月の視聴者対応状況」、および「BPO報告」について説明し、 終了しました。
 
 
 
 

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