北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 8月29日(火)

2023年8月29日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●処理水放出を巡る嫌がらせ行為で岸田総理「遺憾と言わざるを得ない」
●札幌の「石屋製菓」にも迷惑電話 激しい口調や無言電話
●レギュラーガソリン小売価格“170円台に抑える方向”で最終調整 政府与党
●北区でコンビニ強盗 現金10数万円奪う 犯人は逃走中
●蘭越町蒸気噴出問題 井戸の埋め戻し作業完了
●気象庁の検討会 今夏は「異常な暑さ」 フェーン現象に温暖化が重なったとの見方
●「そごう・西武」労組がスト権行使通知 31日にも西武池袋本店で実施
●教員の働き方改善にむけ中教審が提言案取りまとめ 教員の環境“危機的状況”
●インフルワクチン供給量は6242万人分 昨季から減少
●北方領土 洋上慰霊はじまる ビザなし渡航中断で
●然別演習場で射撃訓練 砲弾1発が行方不明

●きのうのメジャーリーグ
 カブス鈴木誠也選手が3打数2安打1打点で3試合連続複数安打
 ブルージェイズが逆転負け 菊池雄星投手10勝目お預け
●大相撲秋場所番付発表 北青鵬は西前頭11枚目
●テニス錦織圭選手 全米オープン欠場 左膝の痛みのため
●バスケ男子W杯 2次R進出かけ きょうオーストラリア戦
●道高野連 南大会は来夏もエスコン開催へ 北大会はスタルヒン回帰へ
●世界陸上閉幕 日本入賞11で過去最多
●ファイターズ きょうから6連戦 対ロッテ、オリックス

今朝の選曲

【6時台】
M「ジェラシー/井上陽水」

【7時台】
M「ブラック・オア・ホワイト/マイケル・ジャクション」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 テキサス・ブロンコ テリー・ファンク 」

先日、日米のプロレスで活躍し、甘いマスクで絶大な人気を博した
アメリカの元プロレスラーテリー・ファンクさんが亡くなりました、享年79歳。

テリー・ファンクさん本名テレンス・ファンクさんは1944年6月30日
インディアナ州ハモンドに生まれ、テキサス州アマリロで育ちます。
お父様はプロレスラーのドリー・ファンク・シニアさん。
その次男として生まれ、兄のドリー・ファンク・ジュニアさんと共に
レスリングの英才教育を受けながら育ちます。
ウエスト・テキサス州立大学に進みでアメリカンフットボール選手として活動。
その後、1965年12月にプロレスラーとしてデビュー。
お父様がプロモートしていたテキサス州アマリロ地区のNWAウエスタン・ステーツ・スポーツで
キャリアを積んで行きます。
お兄様がNWA世界ヘビー級王者だったドリー・ファンク・ジュニアさんということで、
ポリスマン(用心棒的存在選手)として各地のトップレスラーとの対戦を経験、
あらゆるスタイルに対応できる技術を築いていきます。

1970年代に入ると来日して活躍、日本での人気も得ていきます。
1970年6月、日本プロレスに初来日。
1971年12月には、ドリーさんとのタッグでジャイアント馬場さん&アントニオ猪木さんの
「BI砲」を破りインターナショナル・タッグ王座を獲得。
1972年10月にはジャイアント馬場さん主宰の全日本プロレスの旗揚げシリーズにも参加、
以降は全日本プロレスのブッカー(プロレスの筋書きを作る人)兼看板外国人選手となって活躍します。

また、アメリカでも1971年8月、お父様のシニアさんとのタッグで
闘技の花形開催地マディソン・スクエア・ガーデンにも登場。
1973年2月にはNWAミズーリ・ヘビー級王座を奪取。
1975年12月にはNWA世界ヘビー級王座を獲得、
兄ドリーさんと並んで史上初の兄弟世界王者となります。
更に1976年1月には日本では後にヒール外国人レスラーの代表格となる
アブドーラ・ザ・ブッチャーさんと組み、3月にはこれまた後に日本では
「人間山脈」の異名で活躍する身長223cmのアンドレ・ザ・ジャイアントさん相手に
防衛するなど実績を積んでいきます。

1970年代半ばに入ると、活躍の舞台を日本に移し人気を得ていきます。
1977年12月に全日本プロレスで開催された世界オープンタッグ選手権では、
兄ドリーさんとのコンビ「ザ・ファンクス」で出場、
地獄づきのアブドーラ・ザ・ブッチャーさんとザ・シークさんという「史上最凶悪コンビ」と対戦。
ブッチャーさんが凶器として使ったフォークがテリーさんの腕に刺さり大流血!
熱戦の末に退けて優勝。以降、1979年と1982年の世界最強タッグ決定リーグ戦でも
優勝を果たし日本でも人気を博していきます。

テリーさんがなぜ日本で人気を博していったのかというと
アメリカでのレスリングスタイルは「レッドネックのワイルドさ」を表現したとされています。
このレッドネックとは、アメリカ南部やアパラチア山脈周辺などの農村部に住む、
保守的な貧困白人層を指す一種の差別用語で、彼らの職業は肉体労働や零細農家が多く、
そうした背景を強調したラフファイト主体のファイトスタイルでした。
ブッチャーさんと、シークさんのようにプロレス人気は「勧善懲悪」が基本。
アメリカではヒール役を買っていたテリーさんは非常に端正なベビーフェイスであったことから、
日本では逆に悪を倒す正義の味方としてのスタイルで人気を博します。
本国アメリカでは地元テキサス以外ではヒールとして活躍していたことから、
各地のヒーローとは流血の抗争を繰り広げたことで、
業界誌の不人気部門(いわゆる悪党人気レスラー部門)では常に上位に
ランキングされていたということもありました。

そんなテリーさんの人柄は非常に評判で、
例えば50年前アメリカでテリーさんと死闘を繰り広げ得た、
函館出身のレスラー、グレート小鹿さんは
「最大限のパフォーマンスができる、最高のプロレスラーですよ。
人間性も素晴らしかった。どんな会場でも一生懸命に試合をするから、
米国でも全てのプロモーターに評価されていた。
彼が他人の悪口を言うのを聞いたことがなかった。」と語ります。

その人間性という部分でエピソードを明かしてくれたのは元レスラーの
大仁田厚さん「あれは俺が16、17歳くらい。青森だったかな。
空港でみんなが騒いでいるんですよね。飛行機に乗っていたテリーさんがいないんですよね。
みんなどこだ? どこだ? 言っても、いないんですよ。
どこから出てきたと思います? 荷物が出てくるコンベヤーから回って来たんですから
テリーさんを見て、空港の職員も何も言えないですよ。
スタン・ハンセンも口開けてびっくりしましたね。おかしいですよね。
そしたら『もう1回』って言って、また回って行ったんですよ。
本当にあの時代だったから、良かったものの」更に「沖縄の伊良部島だったかな。
巡業で行っていたんですよね。僕ら港にいたんですけど、
そしたら、テリーさんがどっかで、スーパーカブをその辺で買ったのかな? 
そのスーパーカブで、ビューって走ってきたんですよ。
でも、なかなか減速しなくて、そのまま『おーい』って海へ突っ込んでしまったんですよ。
もうボロボロのスーパーカブだったけど」。
購入したバイクを即座にダメにする破天荒な振る舞いも見てきたそうで
「本当に、あの人の話言えば1つの本が出来ますよ」と懐かしそうに笑うというくらい
エピソードがあったそうです。

そして、その人柄と端正な顔立ちが生きたのが俳優活動です。
1978年、シルヴェスター・スタローン監督、主演「パラダイス・アレイ」に
フランキー役で出演。同じくスタローン主演の「オーバー・ザ・トップ」など数本の映画やドラマに出演。
更に、我々世代でいえば人気漫画「キン肉マン」の中に出てくる
「テリーマン」のモデルになったこと。
ブサイクが代名詞のようなキン肉マンに対し、女性ファンを虜にしたのがテリーマン。
最初はアメリカのキザな超人、という設定でしたがキン肉マンに出会ったことで人柄も変わり、
第21回超人オリンピック3次予選では、超人の力を測るために
東京駅から新幹線0系の先頭車両を押してどこまで飛ばせるかを競う「新幹線アタック」を行った際、
線路に迷い込んだ子犬を助けるために新幹線を止め、
ルール違反で失格となるというエピソードに代表されるように
リング上でのファイトとは違ったやさしさが表現されたのも
恐らくテリー・ファンクさんがモデルとなっていたのではないでしょうか。

好敵手だったブッチャーさんも自身が2011年4月にWWEの殿堂入りした際に
式典でコンダクターをテリーさんが務めたことに触れ「名誉だった」と回想しています。
そして、「彼の兄弟、ドリー・ファンク、家族、友人、
そして多くの偉大なファンに哀悼の意をささげます」としのんだそうです。
誰からも愛されたカッコいいレスラー、テリー・ファンクさん。
改めてお悔やみ申し上げます。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 

あさミミ家庭菜園企画!続々収穫中!

「あさミミ!家庭菜園企画」
「サッポロさとらんど」の市民農園で
番組用の畑と、上田あやさん個人の畑の二つを借用中。
この夏は「ラディッシュ(はつか大根)」の収穫に成功、
さらに秋の味覚・じゃがいも「きたあかり」収穫にも成功し、
リスナープレゼントさせていただきました!

残るはさつまいも・・・果たしてどうなるのか?!ご期待ください!
 
ぜひ皆さんからの家庭菜園レポートもお待ちしています!
あなたの畑の情報ぜひ教えてください!
 メール asamimi@stv.jp はもちろん、
 ツイッターで #あさミミ家庭菜園 をつけてぜひつぶやいてください!
 
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    あさミミ農園のじゃがいも「きたあかり」!
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    スイカも無事育ち、美味しくいただきました!
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    夏にはパーソナリティ揃ってラディッシュ収穫しました!
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