北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 5月30日(火)

2023年5月30日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●岸田総理の長男・翔太郎秘書官を「事実上の更迭」
●日経平均 バブル後最高値を更新 3万1233円54銭
●長野県中野市4人死亡 女性の遺体に刺し傷 猟銃は「スラッグ弾」使用か
●マイナ保険証誤登録 今年4月以降、全国で少なくとも37件
●北朝鮮の発射通告に中国「ここまでに至った原因を直視すべき」
●南区の中学校敷地でクマの痕跡 フンや食害を複数発見 
●タクシーがレンタカーに追突 子ども含む6人搬送 千歳市
●今年1月の白石区カーショップ窃盗 男子高校生ら7人逮捕
●「千島歯舞諸島居住者連盟」 新理事長に択捉島出身・松本侑三氏
●80頭の乳牛を牧草地に放牧 秋までの5か月間 稚内市

●きょうのメジャーリーグ
 カブス鈴木誠也選手 内野安打から決勝のホームイン 1—0勝利に貢献
●サッカー・セルティック古橋享梧選手がリーグ得点王獲得
 フランクフルト退団の鎌田大地選手がACミラン移籍へ
●大相撲夏場所優勝の照ノ富士が一夜明け会見「久しぶりの感情だった」
●春季全道高校野球 きょう決勝 北海VS道栄
●野球・侍ジャパン栗山英樹監督退任 新監督近日中に発表へ
●ファイターズ きょうから交流戦でヤクルト3連戦 先発・上原健太投手

今朝の選曲

【6時台】
M「タイムマシンにおねがい/サディスティック・ミカ・バンド」

【7時台】
M「ミザリー/ソウル・アサイラム」

  • 北海道ライブ あさミミ!
    今週は庭野ANおやすみ!上田あやウィークです!

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 横綱物語 」

5月30日は1973年、学生相撲出身初の横綱である第54代輪島さんが横綱に昇進した日であり、
2007年には第69代横綱白鵬が横綱に昇進。史上4人目の外国人横綱となった日。

角界最高位の横綱とは、大相撲の力士の格付け(番付)における最高位の称号。
語源は、横綱だけが腰に締めることを許されている白麻製の注連縄の綱の名称に由来。
現行制度では横綱に降格はありません。
現役引退によってのみその地位から降りると定められています。
ですから、横綱になる力士はその地位にふさわしい“品格”と抜群の“力量”を要求され、
全ての力士を代表する存在であると同時に、神の依り代・・つまり神霊が依り憑く対象物のことで、
神体などを指すほか、神域を指すこともある・・であることの証とされている。
なので、横綱土俵入りは、病気・故障等の場合を除き、現役横綱の義務である。
とされている、まさに神聖な地位と言っていいでしょう。

横綱はいつから地位として最高位になったのか・・
相撲は古代以前(伝承としては神話の時代)に始まったとされ、
江戸時代には庶民の娯楽として隆盛を極めたというスポーツ。
その相撲を生業とする人々による興行相撲から連なる大相撲の始まりは、
江戸時代の始め頃(17世紀)とされているそうです。
当初は寺社が建立や移築のための資金を集める興行として行うもので、
当時これを「勧進相撲」と呼ばれました。

その後、現在の年数場所にわたって開催されるようになるのは、
1659年。最初の興行は前々年に焼失し復興を急いでいた江戸深川の富岡八幡宮境内で行われます。
その後興行は江戸市中の神社で不定期に興行していましたが、
1744年から季節毎に年4度行われるようになります。
この頃には勧進の意味あいは薄れ、現代の大相撲に近い形となったと言えるかもしれません。
興行として江戸相撲が人気を博すようになると、相撲の家元と言われる吉田司家は、
行司の総元締めとしての権力を保持するため横綱免許を与え、横綱を作ることを考えたそうです。
この時の横綱とは、それまでの将軍家の観戦する上覧相撲や寺社への奉納相撲など、
特別な式典に際して行っていた「土俵入り」、
これを1789年に土俵上で行っていた顔見世土俵入りと結び付けました。
つまり、横綱とは派手なデモンストレーションとして
綱を締めさせて1人で土俵入りを披露させることができる力士。
この頃は地位というよりも土俵入りをすることができる力士そのもののことを指していたようです。

その土俵入りを最初に許された力士こそ第4代(実質初代)横綱・谷風(2代目)です。
そして1791年(寛政3年)、第11代将軍・徳川家斉の上覧相撲で第4代横綱谷風と
第5代横綱小野川が行った紙垂をたらした純白の綱をつけた土俵入りが天下公認となり、
横綱が誕生することになりました。
ただここで、初めての横綱がなぜ第4代なの?という疑問がわきます。
現在の横綱である照ノ富士の第73代まで数えられる初代の横綱は
その前に3人存在したということになります。
ではその初代とは明石志賀之助とされ、日本相撲協会も初代横綱に認定しています。
ではなぜこんなことが起きるかというと、この初代横綱とされる明石さん、
身長は最盛期で251.5cm、体重は185kgあったと伝えられている力士で、
1624年に江戸で初めて勧進相撲を興行したとされ、江戸勧進相撲の創始者とも言われている方です。
江戸以外でも京や長崎を始め、諸国で相撲を取って抜群の強さを誇ったとされています。

そして、京都では当時東の最強と言われた仁王仁太夫を倒したことで
朝廷から「日下開山」という、横綱に相当する力士に与えられた名誉・称号を受けたとされ、
これが初代横綱の根拠となっているようです。この明石という関取は実在したかも不確かな人物ですが、
現在でも基本とされている四十八手の技を考案した人物とも言われている・・
ということから初代とされているようです。

こうして第16代横綱・初代西ノ海嘉治郎の時代までは横綱は
名誉称号という性格が強かったそうなんですが、1890年(明治23年)の5月場所からは
番付に横綱の文字が掲載されるようになりました。
これにはきっかけがありました。今ご紹介した初代西ノ海嘉治郎が東の正大関、
第17代横綱初代小錦八十吉に対して東張出大関・・この張出とは番付の欄外に四股名が載ることで、
この張り出しにされたことで、番付が低くなったような形になった西ノ海をなだめる方法として
横綱と記したのというのが始まりだと言われているそうです。
当時は便宜的措置で正式に地位とされたわけではないそうなんですが、
初代小錦八十吉 以降の横綱も、免許後は番付に「横綱」として記載される習慣が続いたことで、
ついに1909年(明治42年)2月には相撲規約改正において、
横綱が正式な地位とされることになったそうです。

そして横綱といえば土俵入り。横綱土俵入りの型は「雲龍型」と「不知火型」の2種類が存在し、
それぞれ第10代横綱雲龍久吉と第11代横綱不知火光右衛門が行っていた
土俵入りの型を起源として伝えられたもので、主な特徴は、1回目で四股を踏んだ後、
せり上がりの時に右手のみを伸ばすのが雲龍型、両手を伸ばすのが不知火型です。
そして、綱の締め方にも違いがあって、雲龍型は輪を1つ、不知火型は輪を2つで締めていて、
不知火型用の綱が重いのが特徴です。
この土俵入りの型にはジンクスがあって「不知火型は短命」と言われています。

雲竜型の横綱をご紹介すると近代では「大鵬」「北の湖」「千代の富士」
「貴乃花」「朝青龍」と相撲史に残る名横綱がずらりと並んでいます。
これもあってか一時期不知火型がなかなか選択されない時期もありました。
平成に入ってからも「旭富士(在位9場所)」「若乃花(在位11場所)」と
両力士揃って横綱昇進後2年足らずで引退するなど短命でした。
しかし、それを一掃したのが第69代横綱白鵬。
不知火型を選んだ白鵬は横綱の在位は84場所、幕内最高優勝は45回という相撲史に残る活躍をしています。

最後に強さの象徴である横綱にもかかわらず、一度も優勝を経験することなかった人もいます。
それが第60代横綱「双羽黒」です。
1986年の5月場所で優勝決定戦に敗れ優勝次点。7月場所でも優勝決定戦に臨み敗れ優勝次点。
2場所続けて千秋楽まで優勝争いに絡んだ双羽黒、当時の北尾の横綱推薦が諮問されます。
優勝経験の無さや心技体の「心」の部分の懸念などで紛糾し、
約45分の審議の末、最後は多数決によって賛成6票、反対1票で北尾の横綱推薦が決定しました。
ところがその後の成績は振るわず、優勝がないまま
1987年12月に部屋の親方との意見の対立から部屋を脱走、
そのまま「(破門同然の)廃業」となってしまします。こ
れを受けて、横綱昇進の条件が「大関で二場所連続優勝」と
「品格、力量抜群」が尊重されるようになりました。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は庭野ほのかANが担当
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 
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