北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 6月6日(火)

2023年6月6日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●軽乗用車が路外にはみ出し電柱に衝突 8歳女児が意識朦朧 旭川市
●キャンプ場など一部再開 カメラ設置して対策 朱鞠内湖 
●旧ホテル解体作業中に天井落下 男性3人けが 倶知安町
●千歳市のバス会社団体交渉 ストライキは見送り
●紋別市でまたクマの目撃情報 箱わなを設置 
●自民党 麻生氏・茂木氏が会談  解散・総選挙に慎重な意見でる
●日経平均株価が3万2000円台を回復 33年ぶり
●マイナンバーとの紐づけ「本人名義口座」に変更を 河野デジタル大臣
●ロシアの太平洋艦隊 日本海とオホーツク海で演習を開始
●元ジャニーズの3人が約4万人の署名を国会へ提出 児童虐待防止法の改正求め
●女性役員の比率“2030年までに30パーセント以上”に 政府原案示す

●きのうのプロ野球交流戦結果
●ファイターズ きょうから広島戦 上原投手先発
●レバンガU18・内藤耀悠選手 19歳以下W杯代表に選出
●コンサドーレ あす天皇杯2回戦でJ3相模原戦
●大学野球・全日本選手権 星槎道都大が大商大に1-8のコールド負け

今朝の選曲

【5時台】
「手紙/由紀さおり」

【6時台】
M「ココロオドル/ nobodyknows+ 」

【7時台】
M「アイム・ノット・イン・ラヴ/ 10CC 」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 兄アスリート  」

6月6日は「兄の日」。
姉妹型、兄弟型の研究で知られる漫画家の畑田国男さんが提唱し、
双子座のほぼ中間に当る6月6日を記念日としたそうです。

一般的に日本代表に選ばれるようなスーパーアスリートは
弟や妹であることが多いというのは以前にもご紹介しました。
小さいころから身近で体格的にもかなわない目標である兄や姉がいることで
自然と競争の中で実力が備わり、大きく成長していくというもの。
あとは母親の胎盤が、第二子以降は大きくなっているため、
弟・妹の方が体格的にも大きくなる傾向があるからではないか?というお話もご紹介しました。

では、お兄さんで代表クラスに選ばれるアスリートはいるのでしょうか?
思い出すのはサッカー日本代表の浅野拓磨選手。
昨年のワールドカップドイツ戦での決勝ゴールで時の人となりましたが、
その弟さんもコンサドーレ札幌の浅野雄也選手!
リーグの得点王争いをしているスーパーアスリートですが、
実は浅野拓磨選手は7人兄弟の三男。
内訳は男の子6人に末っ子が女の子、ちなみに雄也選手は四男ということで、
確かに兄が代表入りもしているスーパーアスリートですが、
拓磨選手が一番上ということではないんだそうです。

ではサッカー代表経験者の中で、代表の試合での得点ランキングで見てみてると・・・
1位 釜本邦茂  2位 三浦知良  3 岡崎慎司  4 原博実(不明) 
4位 本田圭佑  6位 香川真司  7位 高木琢也(不明)  
8位 木村和司(不明)  9位 大迫勇也  10位 中村俊輔  
まで、不明の方を除くすべてが上にきょうだいがいるという方々でした。

では、他競技は?FIBA バスケットボールワールドカップ2023 大会 
アジア予選戦日本代表メンバー見てみると。
#4須田 侑太郎(2人きょうだいの長男) #12テーブス 海(2人兄弟の長男) 
#13渡邉 飛勇(2人兄弟の長男) #14西田 優大(3人兄弟の長男) 
#20川島 悠翔(2人きょうだいの長男)
不明な方と一人っ子を除いて20人中、兄選手は5人。
サッカーよりは割合が増えたものの、圧倒的に長男選手は少ないと言えるでしょう。

野球の今年のWBCメンバーで見てみると、出場登録31人のうち、
一人っ子を除く複数兄弟の第一子はたったの3人。
しかも、うち二人がピッチャー「11ダルビッシュ有」投手「13松井裕樹」投手、
あと一人は捕手の「27中村悠平」選手でした。
11ダルビッシュ有(3人きょうだい長男) 12戸郷翔征
13松井裕樹(2人きょうだい長男) 14佐々木朗希 15大勢 16大谷翔平
17伊藤大海 18 山本由伸 20栗林良吏 21今永昇太 22湯浅京己(一人っ子)
26宇田川優希 28髙橋宏斗 29宮城大弥 47高橋奎二 63山﨑颯一郎
10甲斐拓也 24 大城卓三 27中村悠平(2人きょうだいの長男) 1山田哲人
2源田壮亮 3牧秀悟 5牧原大成(一人っ子) 7中野拓夢
25岡本和真 33 山川穂高(一人っ子) 55村上宗隆 8近藤健介 9周東佑京
23ラーズ・ヌートバー 34吉田正尚

では兄アスリートは弟アスリートよりも優れた点が、スポーツ界では
少ないという結論に至るのかというと、そうではありません。
ある分野での活躍目覚ましい方は、
サッカー界では、フィリップ・トルシエ(6人兄弟の長男) ジーコ(兄がいる) 
山本昌邦(2人兄弟の長男) イビチャ・オシム(2人兄弟の長男) 
岡田武史(2人兄弟姉) 大木武 (不明) 原博実(不明) 
ザッケローニ(一人っ子) アギーレ(不明) ハリルホジッチ(6人兄弟の第4子) 
西野朗(不明) 森保一(二人兄弟の長男)
この方たちは2002年の日韓共催のサッカーワールドカップ以降の
日本のA代表の監督です。
トルシエさんから数えて12人の監督が指揮をとりましたが、
不明の方を除いても実に4人の監督が第一子でした。

では他の競技はどうでしょう。
1鶴岡一人 通算1773勝(不明) 2三原脩 通算1687勝(末っ子)
3藤本定義 通算1657勝(不明) 4水原茂 通算1586勝(不明)
5野村克也 通算1565勝(2人兄弟の弟) 6西本幸雄 通算1384勝(5人兄弟の末っ子) 
7上田利治 通算1322勝(5人兄弟の長男)
8王貞治 通算1315勝(6人兄弟の次男) 9別当薫 通算1237勝(不明)
10原辰徳 昨季まで通算1220勝(2人兄弟の兄) 11星野仙一 通算1181勝(2人兄弟の弟) 
12川上哲治 通算1066勝(8人兄弟の長男)
これはプロ野球の歴代通算勝利数の多い監督12傑の中からの統計。
こちらも不明の方が多いものの調べて分かった範囲では12人中3人の監督が「第一子」でした。

今回選択した範囲で、中には不明な方が多いという不確定な条件はありますが、
代表などで活躍する選手の中で第一子はわずか8%なのにもかかわらず、
指導者の中では29.1%約3割が第一子という結果が出ました。
つまりお兄さん選手はリーダーシップに長け、
チームをまとめる能力に秀でた方が多いというのが特徴だったのです。

サッカーの指導者サイト「サカイク」の2014年の記事
「長男、長女は頼りにして伸ばす 偉大なキャプテンも夢じゃない!」というタイトルの中に
こうした記述がありました・・
個人心理学と呼ばれる分野で、はじめての子どもである第一子は、しばらくの間一人っ子を経験し、
そのあと自分よりも弱い存在である妹や弟が誕生するという“特殊な経験”をする子どもだ、
というのが心理学的見地から見た長子の特徴。
「責任感があって人のために尽くす」「面倒見がいい」などの長男、
長女の特徴として良く挙げられる性格は、こんな立ち位置から生まれるのかもしれません・・・

これらを踏まえて今年のWBCを考えると、
メジャーのキャンプを切り上げて初日から侍Japanに合流したダルビッシュ投手がチームをまとめ、
最後の決勝でキャッチボールもままならない中、
多くの投手の継投を受け切った中村捕手がいたからこその
決勝リレーという面も考えられなくはないでしょうか。

更に記事の中には「姉がいてもやはり長男は責任感が強い!」というのもありました。
「家を継ぐ」という概念が薄れたいまでも、第一子、特に長男は、
何となく責任感を持って育つようです。
理想のキャプテンと言われた長谷部誠選手がお姉さんのいる長男、
かつての代表主将、宮本恒靖さんもお姉さんがいる長男と
「やっぱりね」と言いたくなるような人も中にはいます。
それを踏まえて見直してみると、岡田武史元日本代表監督はお姉さんのいる第二子長男。
プロ野球歴代11位の勝ち数を挙げている星野仙一さんもお姉さんのいる第二子長男。
これが全てというわけではありませんが、
兄アスリートには「まとめ役」「リーダー役」というのが
しっくりくるということは言えるのではないでしょうか。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は庭野ほのかANが担当
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 
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