北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 10月3日(火)

2023年10月3日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●札幌市北区と白石区で火事相次ぐ 高齢男性1人が死亡
●札幌市の進学校で教諭が現金盗む 生徒がカメラ設置し発覚 懲戒解雇
●札幌市西区でクマ3頭を目撃 1週間で4回目 見守り登校実施
●アイヌ民族の遺骨の一部 恵庭アイヌ協会に初めて返還 「ウポポイ」の慰霊施設に保管
●札幌駅“仮設の停留所”運用開始 再開発でバスターミナル閉鎖 分散され困惑
●ジャニーズ事務所解体 社名を「SMILE-UP.」に 新エージェント会社を設立へ
●ノーベル生理学・医学賞にカリコ氏とワイスマン氏 新型コロナ・ワクチンの基礎技術発見

●エンゼルス大谷翔平選手が本塁打王「光栄 ファンに感謝」
●きのうのプロ野球結果 オリックス平野佳寿投手が日米通算250セーブ
●ファイターズ オリックスに0-3 福田俊投手が開幕28試合連続無失点
●ヴォレアス北海道 佐々木博秋選手が開幕前に現役引退発表
●メジャーリーグ あすからポストシーズン
●箱根駅伝予選会 札幌学院大などエントリー

今朝の選曲

【6時台】
M「魔法のコトバ/スピッツ」

M「素敵なモーニング/石川優子」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~庭野ほのかの☆いっぺこトーク

庭野ほのかAN、出身は新潟県。
「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けして行きます!

今回は『 方言シリーズ④ 四国方言 』

10/3は語呂合わせで「土佐の日」。
「スケバン刑事」や「龍馬伝」など、物語でも多く登場する、
その土佐弁を中心に四国の方言を深掘りしていきます!

四国方言の主な特徴は、西日本方言に含まれていて、四国が位置している場所から、
近畿・中国・九州地方の方言の特徴をいいとこどりしています。
ただ、アクセントに関しては近畿の方言寄りのところが多くなっていて、
例えば「インド」は「イン↑ド」、
「中学校」の「中学」は「ちゅう↑がく」といった具合になります。
いわゆる関西弁に近いアクセントです。

しかし!面白いのが高知の方言=土佐弁です。
なお、高知の方言はほかにもありますが、今回は土佐弁についてです。
以前近畿の方言を紹介した際に「京都弁は古くからの形を残している」
ということをお伝えしましたが、その京都弁=平安時代に生まれたコトバと、
この土佐弁、アクセントが似通っているんです!
そもそもこの「アクセント」というのは、諸説ありますが、
平安時代に都で生まれたものが全国に伝播して、
その地域ごとに変化していったものとみられています。

では、なぜ京都と高知のコトバのアクセントだけが似通っているのでしょうか?
確かな答えは見つけられませんでしたが、色々調べてみると「考察」はできました。
平安時代、高知の土佐は罪人を流す「流刑地」でした。
京都で罪を犯した人は高知の土佐に送られていたということなんです。
また、「土佐日記」や百人一首の「人はいさ心も知らず故郷は…」を詠んだ歌人であり、
貴族の紀貫之という人は、当時のいわば「人事」で京都から土佐に赴いています。
罪人でなくても、今でいう人事異動のような感覚で、
京都の人は土佐に移り住んでいたことが調べていくと分かってきました。

つまり、京言葉を話す人たちの多くが土佐に赴いていた、ということが分かるわけです。
また、皆さん、四国の地図を頭に思い浮かべてください。
おおまかに横長の長方形のような形と捉えると…ちょうど真ん中あたり、
四国山地で北と南が分けられているんです。
つまり四国の一番南に東西に長く位置する高知は、
四国のほかの三県とは四国山地で隔てられているということになります。
山や川で隔てられているところの多くで、方言の境目というものはできることが多いです。
つまりは、平安時代、高知の土佐は、当時の都のコトバが入ってきやすく、
地形の影響でそれが変わらすに定着しやすい環境だった!ということです!(あくまで考察ですが!)

「土佐弁」、じゃあどんな表現があるの?ということですが
分かりやすい特徴で言うと、「母音を丁寧に発音する」という点。
「計算する」を私たちは「ケーサンする」と発音する人が多いと思いますが、
土佐弁では「ケイサンする」とはっきり発音します。
また、「日本の夜明けぜよ!」「このヨーヨー…たしかにアタシが預かったぜよ…」
というように、やっぱり語尾の「~ぜよ」を思い浮かべる方、多いと思います。

実は今はそれほど使われていないコトバになってしまいましたが、
そもそもこの「ぜよ」は高知で生まれたコトバではありません。
高知の方言を研究する高知大学の上野さとこ教授によりますと、
もともとは江戸で生まれ、都を経て、四国に伝わった言葉なんだそう。
しかも、「ぜ」と「よ」は本来、断定の意味を表す別々の語尾がくっついて出来たコトバ!
ここでもコトバが伝播してきたことが見受けられます。
ちなみに今は、「~ぜよ」ではなく、「~やき」、「~やけん」と言うそうです。

そして、土佐弁を語るうえで欠かせない特徴が、
「進行形」と「完了形」を区別する表現があること!
英語を習ったときに「進行形」とか、「完了形」って聞いたことがあるかもしれませんが、
どういうことかと言いますと。
例えば、「雨が降っていますか?」 と質問された時、
私たちは「今降ってるよ~」と答えるか、ぬれた路面を見て
「さっきまで降ってたよ」と答えるかと思います。
ただ、土佐弁では「今」や「さっきまで」という時間を表す言葉(副詞)を使わなくても、
この表現の違いを伝え分けることができるんです!
「今降ってるよ~」=「雨が降りゆう」、
「さっきまで降ってたよ」=「雨が降っちゅう」と言います!
これ、結構すごいことで、「進行形」と「完了形」を、時間を表す言葉なしに伝え分けられるのは、
日本語でこの土佐弁だけ!なんです!日本語が好きな身からすると、
この特徴、ものすごく魅力的なんですが…土佐弁の面白さ、伝わりましたか?
まさに唯一無二のコトバですよね!

アクセントは昔ながらの京言葉に近く、母音はしっかり発音、
「ぜよ」は意外と使わない…などなど、四国方言の中の「土佐弁」
歴史、そして地形的な特徴から土佐弁のアイデンティティが
確立されていったのではないかというのがわかるかと思います。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

NEW!月曜日は「あさミミ流!#(ハッシュタグ)今週の献立
週の始まり月曜日は、1週間の献立・レシピをリスナーの皆さんのアイディアの下
“あさミミ流”にご紹介していきます!

火曜日は
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
水曜日は「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
木曜火は「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日は「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 

10月は毎週おひとりに『あやほのか』ついにプレゼント!!

新米「あやほのか」企画
去年は上田さんと油野ANが収穫した、深川市旭農場さんの新米を
「あやすみほ」と銘打って、秋にリスナープレゼントいたしました。
2023年は「あやほのか」(上田あやと庭野ほのかAN)と名前も新たに、
お米の田植えから収穫までチャレンジしようじゃないかという企画です!
(今回のお米の品種は「おぼろづき」です)

先月、庭野ANと上田さんで稲刈りして来ました!
深川市旭農場さんの新米おぼろづき『あやほのか』5キロを
10月毎週お一人の方にプレゼントいたします!!
※毎週金曜日に当選者発表します。11月3日(金)がラストで、トータル5名様!
 
ぜひ10月はあさミミ、どのような形でご参加いただいてもかまいません!
全ての方が当選対象です。たくさんのご参加お待ちしています!
 
今回の「あやほのか」稲刈り模様は、6日(金)のあさミミアラカルト
上田さんのコーナー「あやサポ」でご紹介しますのでお楽しみに!

 

「あさミミ!家庭菜園企画」
「サッポロさとらんど」の市民農園で
番組用の畑と、上田あやさん個人の畑の二つを借用中。
この夏は「ラディッシュ(はつか大根)」の収穫に成功、
さらに秋の味覚・じゃがいも「きたあかり」収穫にも成功し、
リスナープレゼントさせていただきました!

残るはさつまいも・・・果たしてどうなるのか?!ご期待ください!
 
ぜひ皆さんからの家庭菜園レポートもお待ちしています!
あなたの畑の情報ぜひ教えてください!
 メール asamimi@stv.jp はもちろん、
 ツイッターで #あさミミ家庭菜園 をつけてぜひつぶやいてください!
 
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    5月田植えの様子!
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    夏にはパーソナリティ揃ってラディッシュ収穫しました!
STVラジオをradiko.jpで聴く