Dr.トーコのラジオ診療室

番組紹介

 医療法人社団H・N・メディックの院長、遠藤陶子先生に、健康にまつわる話、
特にご専門の腎臓の病気や透析療法について分かりやすくお話いただく番組です。

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プロフィール

  • 遠藤陶子先生
遠藤陶子先生
医療法人社団H・N・メディック 理事長・院長
医学博士

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1月10日放送「『自分は大丈夫』って思っていませんか?」

2021年1月18日(月)

1月10日放送「『自分は大丈夫』って思っていませんか?」

  • 陶子先生
陶:最近、この番組もすっかりコロナウイルスの話ばっかりになってきましたが、前回の話の反響として「気は緩んでいるんじゃない、もともと締まっていないんだよ。どこかで自分は大丈夫と思っているし…」という声を聞いたんです。私はかなりびっくりしたんですが、確かにそうかもしれないって思いました。なので、今、この瞬間「感染対策って言ってもな…」と思っている方に伝われ!という気持ちを込めてお話していこうと思います。
山:お願いします!
陶:山本さん、エスニックジョークって知っています?
山:エスニックですか!?スパイスのきいたエスニック料理なら大好きですけれど・・・
陶:「エスニシティ」 というのは洋の東西であったり国の違いなどを示す言葉なんですけれど、「その国の違いによって、様々な人の特性があるんじゃないか」ってことをコンセプトにジョークにしたもの、それを「エスニックジョーク」って言うんです。ちょっと一つ紹介させてください。色々な国の人が乗っている船が沈みだして、みんな海に飛び込め〜!っていうシチュエーションがあったとして、それぞれの国の人になんて言えば飛び込んでもらえるか、という話なんです。
アメリカ人には「飛び込めばあなたはヒーローですよ」
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則です」
イタリア人には「飛び込むと異性にもモテますよ」
日本人には「みんな飛び込んでますよ」
と言えばいい、っていう…
山:おもしろいですね〜、お国柄というか、国民の意識の特色をあらわすジョーク、って感じですか・・・
陶:日本人のマスクの着用率が高いっていうのは、どうもこういう性質も関係している気もしますよね。
山:みんなしているから、する。という・・・
陶:エスニックジョークで表現されるような、周りに影響されやすいとか勤勉だ、という性質が本当に一人一人の日本人にあるならば、それだけで感染対策は解決するんですが、日本人皆が同じリアクションをとるわけではないですし。むしろ、一つの事柄に対してとる行動が個々人でそれぞれ異なるのがそもそも「生き物」だと思います。
山:いろいろな「個性」がありますもんね。エスニックジョークを題材として挙げてくださったのは、やはり感染対策にもその差がでるというお話につながるわけですか?
陶:はい。「みんなやってるから適当にあわせとく」っていう人、けっこういるんじゃないかなと思ったんです。
山:なぜマスクをしなければいけないのかという根拠とか理由を飛ばして、まわりの景色が正義になる、みたいなところでしょうか?
陶:そのとおりです。で私も、これをなんとか自分の頭で理解して、積極的に感染対策をみんなにしてもらうためにはどうしたらいいか、すっごく考えたんですが…結局は啓蒙をしつづける、注意喚起を続けるほかないかなと思ったんです。なので、今日はあまり難しい話をしないで、一つ一つ、簡単な注意を羅列していこうとおもいます。
山:改めて、注意を促していただけるということで・・なんだか今日は肩の力を抜いて良さそうですね・・・
陶:あまり難しい話はしないです。まずね、タバコはどうも相当悪そうですよということをお伝えしておきます。持病があってタバコを吸っていた方が、重症化するっていう話はよく聞きます。だから、これを機に禁煙してほしいなーと思います。そもそもタバコの煙でいぶされている肺に、ウイルスがついたらいかにも深刻になりそうですよね。
山:タバコで自らを弱らせてしまっていますもんね
陶:「もしコロナを貰ったら死ぬかもしれない」って思ってほしいです。若くても。タバコを吸っている方、大丈夫じゃないです!
山:そういう例が報道されたこともありましたね・・・
陶:次に、会食。同居のご家族以外と飲食をともにすることは大きなリスクであるということ。これはね、もうかなり伝わっていないなあという実感があります。うう…どうしてだ…、どうしてみんな言うことを聞いてくれないんだーー!という思いでいっぱいです。山本さん、どうしてなんでしょう?
山:たとえば身近に飲食店を営んでいる方がいたとして、この厳しい状況を応援したいんだと思っても、ひとりで行く、とか、同居している家族と行ったり、あと今はテイクアウトもありますよね。あるいは全く違う形で支援する方法もあるかもしれない。だから、「集まる」という方法を選ぶっていうのはやっぱり私は怖いな〜って思います。
陶:ちょっと私聞いてみたんです。会食オッケーじゃない?って思っている人が身近にいたので。そしたらね、まず「なんとなく自分は大丈夫と思っている」とのことなんです。そして「マスクさえしていれば大丈夫」って思っているフシがある。なんなら、「マスクするのは、とりあえずしていないと何か言われるからしてるだけで、本当に意味あるかどうかは深く考えてない」とまで言われてビックリ!
山:ああー、でも、深く考えずに「とりあえず、しなきゃいけないものだからマスクする」みたいな、校則を守るみたいな温度感覚でいる方もいるかもしれませんね。
陶:あのね、何度でもいいます。会食は「飛沫祭り」です。カラオケクラスターとかあったじゃないですか。食事も、カラオケも唾が飛び交うんですよー。
山:食事すると唾液の量も増えますしね・・・でも先生、どうして「同居の家族」はいいんですか?「家族がいいなら、近くに住んでいる親戚」もいいんじゃない?っていう発想はありますよね。
陶:それはね、同居の家族、と言った場合、意味的に重いのは「家族」ではなくて「同居の」なんですよ。
山:空間を同じくして生活している人、ということですか
陶:居住空間を一緒にする、ということはすでに感染対策が非常に難しいからなんです。誤解を恐れずにいうと、「もうそこは対策が無理」。同居しているからには、どんなに予防してもウイルスが行き交っちゃうからそこは仕方ない、と。だから一緒に暮らしていて、食事をしようがしまいが同じ空間で寝食をともにしている時点でもうほとんど対策を徹底するなんてことは難しいですっていうのが「同居の家族」の意味、なんですよ。
山:一緒に暮らしている以上、完璧に対策するっていうことは無理だと。
陶:そう。ただ一方で、ご家族内で感染した方がいた時には、他の感染していない家族との生活距離は離すことが必要ですので、ここで触れたのはあくまで「症状のない人々の生活様式」の問題です。
山:たしかにニュースで、お父さんは感染したけどお母さんとお子さんは対策を徹底したら感染しなかったという例も耳にしました。
陶:というように色々話してきましたが。やっぱりそれぞれに生活はあっても、みんなで集団で防御していくためには、行動の差を埋めていかなければならなくて、それに必要なのが心からの理解だと思うんですね。
山:みんなと同じにする、ということが日本人の特色だとしたら、もう一歩意識を深めて、なぜそうするべきなのかと、理解して行動するのが大切なんですね
陶:できるだけ、伝われ〜!という思いを込めて、何度でも重要なことは繰り返し伝えていきたいと思います。みんなでこの冬を乗り切りましょう。

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