令和四年度第5回番組審議会議事録

令和四年度第5回番組審議会議事録

1.開催日時

令和4年9月22日(木)
午後4時00分〜午後5時15分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数 6 名
[出席委員]  4 名
 福津 京子 委員長
 田村 望美  副委員長 
 番井 菊世  委員
 土川 慎一郎 委員(新任) 

[欠席委員]  2 名
 木林 尚稔  委員(書面提出)  
 向原 悟   委員(書面提出)

[会社側代表] 3 名
 橋本 秀樹 代表取締役社長
 平山 大策  取締役編成制作部長
 大島 康孝  プロデューサー
                            
[事務局] 2 名
 杉本  修  放送審議室長
 岡嶋  勲  経営企画部(書記)

4.議題

(1)「STVラジオ番組基準」の変更について
(2)『特選!うたわたり こおり健太のまごころ唄心』
  (9月12日(月)午後6時30分~午後7時放送)




5.議事の概要

令和4年度第5回番組審議会は、まず始めに福津京子副委員長を委員長に、田村望美委員を副委員長に選任しました。また土川慎一郎氏が新たに委員に就任しました。
議事は始めに事務局より「STVラジオ 番組基準」の変更について説明がありました。続いて、9月12日(月)に放送された『特選!うたわたり こおり健太のまごころ唄心』について、社側からの報告のあと番組の審議に移り、各委員から以下のようなご意見ご要望を頂きました。

●こおり健太さんは、声が優しくて、話し方もすごく聴きやすくて非常に好感を持てて、「ああ、良い人なんだな」と思いながら聴いていましたが、音楽がかかり始めて「あ、演歌なんだ」と思いました。私は演歌がちょっと苦手なんですが、今回は「これは良い機会だ」と思い、じっくり聴きました。その結果、こおりさんは声はもちろん良くて、歌もうまい。だけれども総合すると何か違和感があり、「私は演歌はやはり苦手なんだな」と再認識してしまいました。ですが、『ふるさとの駅』という、こおりさん自身が作詞作曲された曲はフォークの要素が入っていて、「これは聴きやすいかな」と感じたりと、自分の中で演歌の曲を真剣に聴くという経験ができました。
●番組の後半、こおり健太さんのプロモーションが結構多かったかなと感じました。最初に新曲をかけて、最後にまた新曲とイベント、YouTubeの宣伝までされていたので、こおり健太さんを知らない方、新規ファンにとってはちょっと聴きづらい内容ではあったのかと思いました。かなりのコアなファン層がいらっしゃる番組なのかなとも感じ取れました。新しいリスナーとコアなファン層と、そのどちらを向くのかのバランスがすごく難しいのかなと思いました。放送の時間帯を変えたり、内容にエピソードトークを入れてみたり、ということがあれば、演歌に馴染みのない人でももう少し聴きやすい番組になるのかと感じました。
●番組中に、「美深の歌まつりでハプニングが起きた」という話がありましたが、そのハプニングが何だったのかということには結局、触れていませんでした。私自身は正直、すごく気になったところです。その一方でこおりさんが、コアなファンを大事にしていて、その場にいた人だけの宝物にしておくという意味で、話をされなかったのかなとも感じたところです。こおりさん自身はとても丁寧な言葉使いで、リスナー一人ひとりを大切にしているという印象を持ちました。
●番組の内容については、厳しい意見かもしれませんが、コアなファンであれば楽しい番組なのでしょうが、普通のいちリスナーとしては、少々退屈な印象です。こおり健太さんのスケジュールや、ご自身の唄が多い番組構成で、番組の時間も短いので、いろいろな内容を入れなければならなかったのかも知れませんが、短い時間でも何かコーナーがあると、番組のアクセントになると思います。それでも、聴き終えて感じたことは、日々忙しく時間に追われる人たちには、このような番組が必要なんだろうなという思いになりました。とてもゆったりとした時間を過ごすことができました。
●こおり健太さんが番組の中の随所で、ファンやリスナーに向けた感謝や御礼の言葉を話されていて、優しいお人柄が伺えるとともに、寄せられたメールやお葉書からも、こおりさんが広く愛されていることが感じられました。演歌に特化したラジオ番組が少なくなってきている中で、ファンやリスナーからとても楽しみにされている番組であると思いますので、是非、これからも続けていただきたいと思います。
●まず、歌が抜群にうまい人なんだなと感じて、こんな方がいるんだと驚きました。番組の中ほどでは、声のトーンが低いというのか、ここから聴いた人は驚くかなというほどに暗い印象もあったのですが、オープニングとエンディングでの明るいテンポと良い感じの話し方だと、すごく聴きやすいし、好感が持てて良いなと感じられました。あのエンディングの声を聴いて、少しホッとしたようなところもありました。

続いて10月の単発番組、事業等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和4年度第5回番組審議会を終了しました。次回の令和4年度第6回番組審議会は、令和4年10月27日(木)に開催を予定しております。