STVラジオ 番組審議会


●番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
●株式会社STVラジオでは、ほぼ毎月1回ずつ年10回、番組審議会を開催し、放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なっています。
●番組審議会でのご意見は、STVラジオで毎月最終日曜日 朝5時30分〜5時40分放送の「ハイ!STVラジオです」でもご紹介していますのでお聴きください。

令和六年度第4回番組審議会議事録

1.開催日時

令和6年7月25日(木)
午後4時00分から午後4時50分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  6 名
 福津 京子 委員長 
 木林 尚稔  副委員長   
 向原 悟   委員
 土川 慎一郎 委員
 野口 詩穂子 委員
 八重﨑 聖子 委員  

[会社側代表] 3 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 宮野 聡   取締役編成制作部長  
 大針 三治  プロデューサー
                            
[事務局]  2 名
 杉本 修   放送審議室長
 岡嶋 勲   書記

4.議題

(1)『GOOD TIME MUSIC』
   (7月6日(土)12時00分から13時00分 放送分)   



5.議事の概要

令和6年度第4回番組審議会は、7月6日(土)に放送された『GOOD TIME MUSIC』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●世代的には「どんぴしゃ」で懐かしい曲も多く、だいたい一緒に口ずさめて、とても楽しめる番組だなと思いました。設定が空の旅ということだったので、内山よしこさんと一緒に時空を超えた夏の旅をしているような、そんな感覚もちょっと味わえたかなと思います。その曲が流行っていた頃に流行していたもの、例えばポケモンとかたまごっちとか、その年に何があったのかを紹介していて、そうするとまた当時のことがさらに鮮明に思い出されて懐かしさが増します。音楽はやはり、思い出の扉を開くんだなと思いました。
● 20代の若者の間では昭和から平成初期の曲って、TikTokで一部バズッたりすることが結構多いので、曲のほんの一部しか知らなくても、曲を聴くことで、しかも時代背景とか裏話的なものは、「あ、この曲知ってる、あ、こんなことあったんだ」というので、興味深く聴けるのではないかなと思いました。
『学園天国』がドラマの主題歌だったことを知らず、番組でドラマの内容を紹介していたことにびっくりしました。内山さんの声色が、そのドラマの登場人物によって変わり、1人なのに何人もいるように感じられて驚きつつも、こんな感じのドラマの主題歌だったんだというのを知ることもできました。当時のドラマを知っていたら、より楽しめたのかなと感じました。
● 内山アナが客室乗務員となって、飛行機に乗ってタイムリープ、つまり一緒に時代の壁も越えて行きましょうというイメージが番組のコンセプトなのかなと思いました。その飛行機の乗客として一人、乗っているという感じで過ごすことができました。音楽には人それぞれの経験だとか思い出だとかが詰まっているので、どこか懐かしいというところもあれば、まだ聴いたことがない曲もあって、時代を超えた素晴らしい音楽を教えてくれる番組だと思いました。最近はフルコーラスで曲を流す場面がは少なくなっていると思いますが、一曲一曲の大切さや、聴いている人の思い出も含めると、曲が最後まで流れるというのは、すごくありがたいなと思いました。
● ユーミンの歌が掛かった時、私は非常にどんぴしゃでしたので、これでかなり時代がさかのぼりました。人それぞれの当時の出来事と、その時代の曲というのが「つながっている」ことが再認識させられたなという印象です。これこそが番組の趣旨で、リスナーにも、タイムスリップをしながら曲を聴いてもらいたいという思いの表れかと感じました。選曲も、その趣旨にぴったりだと思います。
●番組のコンセプトが特徴的で面白いと思います。1時間のフライトという想定で、「その思い出の年代に旅してください」というスタイルへのスイッチを内山さんの言葉が入れてくれる、という仕掛けが非常に面白かったと思います。選曲にも偏りがなく、70年代の曲もあれば90年代の曲もあって、それぞれの年代にとって、思い出が蘇りやすいような工夫があったと感じて聴いていました。いろいろな世代の方が、食事をしながらでも、車を運転しながらでも、何かをしながら聴くというのに適した番組だと思います。
その選曲はリスナーの方のメールだとかFAXがメインでしたが、旅先案内人として内山さんの思い出の曲があっても良いかなと思いました。
● 曲の間のトーク。例えば、カセットテープの話だとか、王貞治さんの話だとかが「ほら、こういうの懐かしいでしょう?中高年はこういうのが好きでしょう?」みたいに感じられて、何か決めつけられたような、微妙な気持ちになってしまいました。「そこまでステレオタイプにしなくてもいいのではないの?」と思ったところはありました。情報を羅列するというより、もう少し切り口を変えたり、エピソードが入ると聴きやすかったのかなと思います。今、こういう懐かしい邦楽をたっぷり楽しめる1時間番組は大変貴重なので、当時の懐かしいエピソードをさらっと紹介して、自然に曲につなげていくような、普通の進行のほうがゆったりと当時の世界にひたれるのではと感じました。

続いて8月および9月の単発番組、事業等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和6年度第4回番組審議会を終了しました。
次回の令和6年度第5回番組審議会は、令和6年9月26日(木)に開催を予定しております。

過去の議事録