STVラジオ 番組審議会


●番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
●株式会社STVラジオでは、ほぼ毎月1回ずつ年10回、番組審議会を開催し、放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なっています。
●番組審議会でのご意見は、STVラジオで毎月最終日曜日 朝5時30分〜5時40分放送の「ハイ!STVラジオです」でもご紹介していますのでお聴きください。

令和七年度第7回番組審議会議事録

1.開催日時

令和7年11月27日(木)
午後4時00分から午後5時00分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  6 名
 佐賀 のり子 委員長
 八重﨑 聖子 副委員長
 小川 博史  委員
 大房 浩平  委員
 堀川 知代  委員
 田村 征平  委員

[会社側代表] 2 名
 橋本 秀樹  代表取締役社長
 宮野 聡   取締役編成制作部長
                            
[事務局]    2 名
 杉本 修   放送審議室長
 佐藤 文宣  書記

4.議題

(1)『まるごと!エンタメ~ション』
   11月4日(火)13時00分~14時00分、16時00分~16時45分 放送分

5.議事の概要

令和7年度第7回番組審議会は、11月4日(火)に放送された『まるごと!エンタメ~ション』について審議され、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●全体的な感想は、テンションも声色も高めな木戸さんと、低音ボイスで受け止める親しみやすい上司のような雰囲気を醸し出す佐々木さんとの掛け合いが居酒屋の隣の席で騒いでいる会社の先輩と後輩を盗み聞きしているようなイメージでした。木戸さんが少し無理してテンションを高めているようで、応援したくなりました。「昼なに食った?」は、リスナーからのメッセージに画像が一緒に送られているので、リアリティがあり、親近感が湧いておいしそうだと感じました。MCのエピソードも交えながら臨場感がありますし、画像がちょっと粗いと言ったら、すぐにもう一回返信されたりと、リスナーとの双方向コミュニケーションがすごく取れていて、面白いと思いました。

●「T-1グランプリ」は、リスナーからのメールがかなりの量で紹介されていて、距離の近さを感じられました。自分も食べたくなる内容が多かったと思います。お二人の自分の経験も話すので、新たな情報を得られる、プラス、共感できるような内容がたっぷりと詰まっていると感じました。エンタメーションと言うだけあって、さまざまなコンテンツがあって飽きずに聴くことができました。また、第一印象から大きく変わらず、二人のテンポが良い会話はすごく聴きやすいと思いました。

●佐々木たくおさんの特徴ある声が印象的でした。男性同士のパーソナリティということもあり、聴く前はそれぞれの濃いキャラクターがぶつかり合うのかと思っていましたが、世代も違うということもあり、お互いがそれぞれの特徴をうまく引き出し合っているような感じがしました。番組のターゲット層設定が聴くまで分かりませんでしたが、むしろ、ターゲットを明確にもっと絞った形で思いきり振り切って、何か特徴を出した番組にしてもいいのではと思いました。「今日の一本ずつ」で、佐々木さんが読み上げていた記事はさすがに長すぎると思いました。登場人物が多くて複雑だったことも影響していて、頭に入ってこない気がしました。紹介する記事は短くまとめてもいいと思いました。

●オープニングトークで、道内各地の気象状況のような身近な話題に触れて、リスナーとの垣根を無くするトークに非常に好感を持てました。また、二人の軽快なトークがさくさく進んでいる感じが心地良かったです。単純に、普段の二人の関係性がどんな感じなのか、本当に仲良くこういう会話をするのかというのはすごく気になっています。「今日の1本ずつ」は、昼間のバラエティ情報番組でありながら、深刻で重ためな内容を真面目に議論しているのは良かったです。1本目の格差問題ではセンシティブな話題で、ご自身の考えを意見することは全く違和感ないですが、表現方法はケアした方が良いと思いました。「解決ラジオ!教えて、あきちゃん」は、あきちゃんがそもそも何者なのかが分からず、最終的に弁護士であることが分かりましたが、普通の人の幼少期の話を聴いてもきつくて、弁護士が出ているなら法律の話題を入れた方が良いのではないかと違和感がありました。

●平日の13時台から16時台まで長時間の生放送番組で、ながらで聴くリスナーの方が多いと思いますが、どこから聴いても楽しめるように、バラエティに富んだコーナーが用意されていると思いました。リスナーからのメッセージもたくさん紹介されていましたし、時事ネタもありましたし、札幌市内からの中継もあって、その合間に音楽が流れて、気象情報や道路交通情報もあってと、エンタメの要素と情報番組の要素がうまくミックスされて、飽きさせない構成にしていると思いました。最後には食べ物の話にまた戻って、天ぷら一つで思い出を含めて、こんなにいろいろな話が出てくることに驚きました。やはり食べ物の話というのは、みんなが参加しやすくて、いろいろな思い出も含めて出てくるのを改めて感じて、全体的にとてもリラックスして楽しく聴けました。

●男性二人がパーソナリティを務める番組ということは、新鮮で良い雰囲気だと思いました。佐々木さんのちょい悪みたいな雰囲気と木戸さんの明るいキャラクターで、兄貴と弟分みたいな雰囲気もありながら、木戸さんのとてもしっかりしている感じが安心して聴くことができました。オープニングの二人の和気あいあいとした、じゃれ合いみたいなトークも何となくほほえましい気持ちで聴いていました。そして、木戸さんの絵の話題が出ていて、インスタグラムで見たところ本当に上手で、木戸さんは実に多才な方だと感じました。木戸さんはスポーツ中継やインタビューで、とても技術が高い方だと思っているので、この番組でのキャラ設定なのか、本当にこういうタイプなのか分かりませんでしたが、もう少し落ち着いた設定でもいいのではないかと感じました。全般的なターゲットはビジネスパーソン向けで、男性リスナーを惹き付ける企画がある番組のような気がしました。

続いて、12月、1月の主要単発番組と事業等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和7年度第7回番組審議会を終了しました。

次回の令和7年度第8回番組審議会は、令和8年1月22日(木)に開催を予定しております。

過去の議事録