令和四年度第7回番組審議会議事録

令和四年度第7回番組審議会議事録

1.開催日時

令和4年11月24日(木)
午後4時00分から午後5時15分

2.開催場所

札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議室

3.出席者

 委員数   6 名
[出席委員]  6 名
 福津 京子 委員長
 田村 望美  副委員長 
 番井 菊世  委員
 木林 尚稔  委員
 向原 悟   委員 
 土川 慎一郎 委員 

[会社側代表] 3 名
 橋本 秀樹 代表取締役社長
 平山 大策  取締役編成制作部長
 大針 三治  プロデューサー
                            
[事務局]  2 名
 杉本  修  放送審議室長
 岡嶋  勲  経営企画部(書記)

4.議題

(1)「STVラジオ番組基準」の変更について
(2)「アタックヤング60」
   (11月11日(金)24時00分から25時00分放送)



5.議事の概要

令和4年度第7回番組審議会は、最初に「STVラジオ番組基準の変更」について審議を行い、第6回番組審議会で各委員に諮問していた「STVラジオ番組基準・改正案」について原案通り妥当であるとの答申を頂きました。
続いて11月11日(金)に放送された『アタックヤング60』について、社側からの報告のあと番組の審議に移り、各委員から以下のようなご意見、ご要望を頂きました。

●村雨アナウンサーの軽快で抑揚のある話し方が心地良くて、ラジオが初めてとは思えないぐらいすごくスムーズに聴くことができて、あっという間の1時間でした。同期のアナウンサー4人による「みらい戦隊」のトークでは、村雨アナウンサーの話の進行やまとめ方などが高いレベルで発揮されたのかなと感じました。いろいろと客観性を大事にしながら番組を作っているのかと思いますが、この番組では、村雨さんの主観というものを大事にしていたところもあって、とても練り込まれた内容だったように思いました。

●村雨アナは、聴いた印象が明るく、テンポも良くて非常に聴きやすい喋り方だったかなと思います。テレビに出ている時とはまた違う印象で、「こんなによく喋るんだな」と感じました。1時間の番組ということで、非常にエネルギーも力量も必要だと思われますが、それは番組の中で現れていたなと感じました。後半の「みらい戦隊」のコーナーは、ちょっと身内のコーナーになっているなと感じられ、それが時間も長かったので正直、あまり興味が持てませんでした。しかし最後は、村雨さんのトークでバシッと締められて、番組全体としてはまとまりのある内容だったと思います。

●私も中学生の時によく「アタックヤング」をよく聴いていました。内容は当時とは大分変わっていますが、非常に現代風にアレンジされているテーマで、おそらくメッセージの選定もそのように意識されていると思いますが、面白く懐かしく聴いていました。私の主観ですが、番組の冒頭は非常に印象が強かったです。小学校の修学旅行の時の思い出話でしたが、聴いている私も何か甘酸っぱい思い出がよみがえってくるようで、情景描写もよく考えられているなという感じがしました。まさに『アタックヤング』らしい入りだったなと思っています。

●賛否両論あるだろうなと思った「みらい戦隊」のことですが、私は、これこそヤングのドタバタな感じがして、行儀良くないところも含めて、私は好印象でした。確かに誰が何を言っているのか分からなかったり、話がかぶったりガチャガチャ感がありましたが、それもひっくるめて、ヤングが久し振りに会ってキャーキャー騒いでいるところが、私はすごく良かったと思いました。皆さんがタメ口で、お互いを名字の呼び捨てで喋っている、当時のことをお互いにつっこんでいる。それも若さだなと思えて、瑞々しく感じました。

●構成として、大島優子さんの話を前後に挟んだ中にモーニング娘の曲が流れてきて、「なぜAKBの曲を流さないんだろうな?」と思ったり、次の曲もドラマの主題歌で、そのドラマのモデルになった高校の話をしていたので「村雨さんの志望校はどこだったのかな」とか思ったりと、もう少し曲にまつわるトーク内容を意識してくれたほうが、伝わったのではないかと思いました。もし昔のように中学生や高校生にも聴いて欲しいという思いがこの番組にあるのでしたら、もう少し今を意識した話題があっても良かったかなと思いました。村雨さんたちの昔の思い出話みたいなものを一方的に話す内容が多く感じられたので、リスナーへの共感だったり、投げかけたりするものが番組の中に盛り込まれていると、私たちも一緒になって過去を振り返られるきっかけになったのではないかと思いました。

●この「アタックヤング60」に、「伝説の番組」とか、60周年を記念しての「1年限定」というプレミアム感を付けたいということであれば、かつての『アタヤン』をいちばんコアに聴いていた私世代の人たちがノスタルジーに浸れるようなコーナーが10分でもあっても良かったのではないのかなと思いました。リモートでも良いので当時の人気パーソナリティから思い出話を聞くような時間が5分でも10分でもあるだけでも、STVラジオらしい「お宝放送」だと喜ぶリスナーもたくさんいただろうなとも思いました。

続いて12月と1月の単発番組、事業等の説明、聴取者からの声の報告等がなされ、令和4年度第7回番組審議会を終了しました。

次回の令和4年度第8回番組審議会は、令和5年1月26日(木)に開催を予定しております。