KANのロックボンソワ

第973回『セプテンバー♪ 9月になれば〜♪』

2023年9月2日(土)

第973回『セプテンバー♪ 9月になれば〜♪』

あぁ暑い、あぁぁ暑い、って言ってるままもう9月になっちゃいましたが、
札幌もまだまだあぁ暑い、あぁぁ暑いって感じが続きそうですね。
そんな今週もこの【ロックボンソワ】、私KANが楽しく喋らせていただきます。
今かけるべき曲、今かけたい曲を、皆さまからのメールも交えながらお送りする
東京のスタジオからの1時間、どうぞよろしくおつきあいください。

M1. The Man / Paul McCartney & Michael Jackson < Pipes of Peace < 1983

なんかわかんないけど同じメロディがず〜〜っとアタマの中をぐるんぐるんと
めぐってる、なんてことありませんか? 私はしょっちゅう、ってか、常にって
くらいありますし、なんでその曲なのかは常に不明です。そんな曲をこの番組で
いちいちオンエアーしてみたら、なんらかの傾向めいたものが見えてくる
かも?と思ったので、かけてみます。題して【ぐるんぐるんミュージック♪】。
今週のぐるんぐるんはコレ。PaulのアルバムにMichaelがゲストイン。
クレジットは両名の共作になってますが、私の憶測では、ほぼ9割型マッカー
トニーさんによるもので、 Burt Bacharach さんを強く意識した作風だと
思います。

M2. セプテンバー / TULIP < Take Off -離陸- < 1974

「セプテンバー、9月になれば〜」毎年この曲をかけてる気がします。ってか、
実際かけてます。私の人生で初めて自分の意思で自分のお小遣いで買った
レコードがシングルではなくアルバムだった、ってところがリッチな感じで
イイですね。The BeatlesのMcCartney作品『Getting Better』を強く意識した
作風だと思います。

M3. September / Earth, Wind & Fire < 1978

そんな流れで今年もこの曲を。
「Do you remember the 21st night of September?」=
「9月21日の夜を覚えてるかい?」という歌い出しなんですが、
この曲、9月の歌と見せかけて実は12月の歌、みたいです。
ちなみに、9月21日って誰かの誕生日だったよなぁ・・・と思ってたら、
あ、 武田英祐一くんでした。もうすぐ45ちゃいです。

M4. 9月の海 / Stardust Revue < Brightest! < 1991

ついでに、と言っちゃぁなんですが、9月の歌をもう1曲、スタレビュにも
ありました。作詞はパーカッションのVoh林さん、作曲はベースの柿沼清史
さんなんですが、CDでは根本要さんがメインボーカルをとっています。
が、後にライヴでは作曲者の柿沼さんが歌うようになったそうです。

【押し入れミュージック】
私の家の押し入れのCDライブラリーから持ってきてかけるコーナー。

M5. Town Called Malice / The Jam < The Gift < 1982

今週の洋楽は2廻りめの「J」から。はい、Paul Wellerさん率いるポップな
パンクバンドです。この後のThe Style Councilは大好きでよく聴いて
ましたが、The Jamはかろうじて有名曲を知ってるくらい。
一応ベスト盤1枚だけ持ってます。
私が大学生アルバイトしていたディスコで、
北海道出身のDJノブさんだけが勧んでかけてた曲です。

M6. Ai Yai Yai! / Eric Fukusaki < 2015

ペルーの首都・リマ出身の日系3世。歌手を夢見て日本へやってきて私と
同じアップフロントエージェンシーに所属しました。
今は独立して、オリジナリティの極めて高い音楽をクリエイトしています。
2015年のこの曲のミュージックビデオはYouTubeなどでもご覧いただけ
ます。私もちょろっと気づかれないように出ちゃってます。  
https://www.youtube.com/watch?v=cEzFj1Ggmbo

M7. New Song / Howard Jones < Human’s Lib < 1984

さて、今週からちょっと新たなことやってみようと思います。自分の曲をかける
にあたり「この曲は誰のなんという曲を目標に・・・」なんて話はよくしてます
が、その「誰のなんという曲」を聴いてもらうのがよりわかりやすいですよね、
ということでそうしてみます。
まず今週は、87年のデビューアルバム『テレビの中に』の1曲目『SPUNKY DANCE』
をかけるにあたり、そのイメージ目標となった2曲を。まずはこの曲から。
シーケンスのフレーズ、音色など、直接的に影響を受けています。

M8. Oblivious / Aztec Camera < high land, hard rain < 1983

次はこの曲。アッパーな16ビートにアコギをジャカジャカのっけてみる、
ってのは、当時とても斬新でさっさと取り入れました。

M9. SPUNKY DANCE –賑やかな週末- / KAN < テレビの中に < 1987

という流れでこの曲をお聴きいただくと、なるほど、どんなイメージでどっちを
向いて作ってたのか、みたいなことがよくわかるのではないか、と思いました。
作詞は森浩美さんという作詞家さんにお願いしたものです。

こんな流れで曲を聴くこの感じ、いかがでしょうか?
率直な感想などいただけるとありがたいですし、また、「この曲をより具体的に
解説してほしい」というのがあれば、そんなリクエストもお待ちしています。
というわけで、今週もお聴きただき、ありがとうございました。来週も私単独で
楽しい放送ができますように丁寧に調整してまいりたいと思います。

                        では、股。   KAN

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