ＳＴＶ札幌テレビ

北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう！というコーナー「福永探偵社」。今回はすしチェーン店の意外なデータから、北海道としめさばの知られざる歴史を調査しました。

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なぜ北海道でしめさばがよく売れているのでしょうか？

【住所】札幌市清田区清田236-1
【営業時間】11:00〜22:00 ※土・日・祝日は10:30〜

「〆真さば」売り上げ皿数が全国3位の「スシロー札幌清田店」に潜入すると、やはり多くのお客さんが注文していました。
土屋店長に伺うと「〆真さば」が売れるような工夫は特にしておらず、不思議な感じだと話していました。

【住所】札幌市北区篠路2条5丁目
【電話番号】011-594-8384
【営業時間】10:00〜18:30
【定休日】月曜日

道内でも珍しい、しめさば専門店です。厳選したサバを使い、特製の酢に漬け込んだ「〆さば」が大人気です。
福原店主に伺うと、道民は“酸っぱしょっぱいもの”が好きだった可能性が見えてきました。

【住所】札幌市中央区北12条西20丁目

魚のプロである花田さんに伺うと、道民はサケなど脂ののった魚が好きで、北海道で揚がるサバは脂がのっていてしめさばに最適とのこと。
しかし、札幌市の生サバの消費量は全国でも少ない方です。
なぜ、生サバとしめさばで差がつくのでしょう？

脂ののった魚と酸っぱい味が好きな道民に、インパクト抜群のCMがよく響いたのでしょうか？

食文化と流通に詳しい水産経済の専門家、北海学園大学の濱田教授を訪ねました。
濱田教授によると、家庭内で生サバを買ってしめさばにして食べる文化が根付いていないところに、チェーン店が安く提供し続けてきたことが、人気に繋がっていったのでは、とのこと。

道民はサバのような脂の乗った魚と酸っぱい味が好きで、そこにインパクトのあるCMと共にしめさばが流通してきたことで、人気に火が付いたのではないでしょうか。