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島太星の北海道お仕事トコトン体験記!冬の暮らしを支える除雪業者

2021年1月22日(金)

島太星の北海道お仕事トコトン体験記!冬の暮らしを支える除雪業者

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北海道の暮らしを支える知られざる大事なお仕事を、深川市出身の島太星さんが体験する企画「島太星のお仕事トコトン体験記」。今回は冬の暮らしを支える“除雪業者”に密着しました。
島さんは北海道出身ボーイズグループ・NORD(ノール)のメインボーカルを務めています。
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今回お世話になったのは株式会社・櫻井。道路や駐車場、会社の敷地など、多い日には1日10件以上の現場に入っています。代表の櫻井信夫さんに除雪のポイントを伺いながら現場を回ります。

まずは車庫の雪おろし。小さな車庫でも、高齢者からの雪おろしの依頼は多いそうです。屋根の雪おろしは業者の方でも危険を伴います。雪が少ないうちに行うのが雪おろしを安全に行うポイントです。事故を防ぐため、必ず二人以上で作業を行います。また傾斜がある場所や、足元が不安定な場所では、命綱をつけることも大事です。
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どこまでが屋根か確認するため、まずは屋根のフチ周りを除雪します。屋根からはみ出た部分だけを落とそうとしても、固い雪が足元から一気に落ちてしまって事故に繋がる事もあるそうです。こうした除雪に関する事故が、過去5年で400件以上も起こっています。さらに過酷なのは雪の重さ。屋根の上に積もった雪は水分を含み、より重くなっています。

次の現場は、お寺の本堂の屋根からはみ出す雪庇の除雪です。こちらのお寺では数年前、大きく伸びた雪庇が落ち、下にある仏像に直撃する事故がありました。その時、頭と傘の部分が潰れてしまいました。以来、参拝に来た人を守るため業者に除雪をお願いしています。
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早速屋上に上がり作業開始です。ここでの作業は雪の落とすのではなく、はみ出した部分を中に入れて、下に落ちないようにします。雪庇が大きくなると中に入れることは出来ないため、小さいうちから作業をすることが大事です。
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翌日。まだ真っ暗の早朝(5:30)からお仕事スタートです。多くの雪が降り積もった大通公園、ここではテレビ塔に登って除雪作業を行います。まずは地上30m、テレビ塔3階の展望台の除雪です。足元に気を付けながら、軒先まで丁寧に雪をおろします。テレビ塔の下では安全確保の為、専属の警備員が歩行者を安全に誘導します。
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さらに上がって90m、最上階の展望台に向かいました。ここでは屋根の上からツララを取ります。この高さに出来るツララは、小さなものでも落ちると大きな事故に繋がります。身を乗り出し、タモと金づちでツララを取っていきます。

島さん:こんな高いところも人がやるんだなって改めて思ったり、雪が降った後こういうことをしてくれる人がいるから、安全に観光地などを巡って歩けるんだな、怪我なく冬を堪能できるんだなって、素晴らしい仕事だなって改めて思いました。
櫻井さん:こういう仕事があるって知らない人が多いので、手伝ってくれてすごくありがたかったです。
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株式会社 櫻井

【住所】札幌市東区北19条東19丁目3-6
【電話番号】011-784-2663
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